グランチア主宰の古庄です。グランチアとは、50代からのチアダンスチームです。5年前に活動を始めましたが、最高齢は86歳のもみじさん。もみじさんは、チームを発足したときに「夢はジャパンか ワールドか」と言っていました。その夢がついに叶いました。日本の文化を海外で紹介する、2023年のジャパン ウイーク スペインで、グランチアはスペイン公演を行いました。セビージャの劇場にて、ユニホームには、JAPANと国旗のワッペンをつけて、気分は日本代表として演目披露しました
※熱狂のスペイン公演映像、こちらをクリック! 見ていただけたら嬉しいです
このスペイン遠征は、私たちにとって人生の一大イベントでした。なぜなら、それぞれに「いつかやりたいこと」があったからです。書籍「死ぬ時に後悔する25のこと」(著者 緩和医療医 大津秀一)によると、「自分のやりたいことをやらなかったこと」が上位に上がります。私たちは、その後悔をしないために、スペインでやりたいことをやりました。その一部をご紹介します。
ルルさんの夢:カフェ 4 GATSをこの目で
ルルさんは、バルセロナにあるカフェ 4 GATSに憧れていました。このカフェは、創業1897年で、若き日のピカソも通ったお店です。ガウディのカサ・バトリョの隣にあるカサ・アマリエの建築家カダファルクが、バルセロナで初めて建てた家です。ルルさんは、30年前に自分が立ち上げたマーチングバンドの名前を、このカフェからもらったそうです。新しい挑戦という意味で「quatre gats」と名付けました。このカフェを訪れることが、ルルさんの夢でした。
ルルさんは、現地に行って驚きました。店の名前はスペイン語で「4匹の猫」ですが、カタルーニャ語で書くと「quatre gats」になるのです。ルルさんは、自分のバンドの名前を間違えていたのではないかと思っていましたが、そうではなかったのです。スペインにはいくつも言語があるということを、ルルさんは初めて知りました。ルルさんは、自分の名前入りのタオルを持参し、カフェにて掲げて写真を撮影。その様子は見てる私も嬉しくなるほど、素敵な笑顔でした。
なぎさんの夢:ガウディの本を現代版に自分で再生
なぎさんは、ガウディの作品集を子ども向けにした解説本「月刊たくさんのふしぎ〜バルセロナ建築探検〜(1992年出版)」を大切にしていました。31年前にこの本を手にし「いつかおとずれたい」と、ずっと本棚の最前列に飾っていました。この本を旅のお供にして、ガウディの建築を見に行くことが、なぎさんの夢でした。