ウエルビーイング
こんにちは、0歳から100歳までの運動スクールMIKIファニットの代表であり、50代からのチアダンス「グランチア」の主宰者でもある古庄美樹です。私は、福岡市内を中心に約30年間、子どもとシニアの運動スクールに携わってきました。私たちは、運動を通じた「生涯教育」と「地域貢献」を柱とし活動しています。
今日は、私たちが開発中の、介護業界における新しい健康経営のカリキュラムができる様子や効果を紹介します。
私が主宰するグランチアクラスを見渡すと、自身が闘病してる人、親を介護してる人や、定年退職後に介護職に転職した方が、実は多く入会していることに、私は気がつきました。なぜだろうと、お話を聞いてみると…。
60代後半の女性のメンバーより
「介護の仕事に興味がでたのは、自分の親が高齢になり必要になったから。自分の親の介護の時のように、私も誰かの役に立ちてたら。。でも、介護の仕事は、思っていたよりも大変で。体力的に、けっこうな負担がありました。階段の上り下りや、利用者の移動や入浴などの作業が大変だったり、気持ちがもやっとすることもあったり。時に自分の健康に不安を感じるようになり…」
そんなとき、私はグランチアの教室を見つけました。アイドルの後ろで踊るスクールメイツに憧れていたけど、まさか私がチアなんて。体験してみると、踊る楽しさに加え、チームで声を出したり、動きを合わせたり、いつしか気分もスッキリです」
そうなんです。
実はグランチアの効果は、研究結果にも現れています。2020年には、スポーツ庁の研究事業に採択され、私たちは、医療福祉従事者のストレスと脳疲労の改善についての研究を発表。2022年には、私は九州大学院に進学し、シニアの心理的ウエルビーイングの向上についての研究を発表。これらは、グランチアの活動に参加した人たちのデータをもとにしたものです。
このような経験と研究を通して、MIKIファニットは【シニアスタッフが介護業界で活躍するための健康管理】の新しい取り組みとして、北九州市きらめきの介護施設で始めたのが【グランチア体操】特徴のひとつが【推し活TIME】です。
【推し活TIME】とは、
これは、利用者さん向けの体操で、最後の10分を、シニアスタッフの筋トレに当てることです。利用者さんは、応援する側に周り、ポンポンを持って、シニアスタッフを応援します。スタッフは、利用者さんの応援を受けながら。腰痛予防や転倒防止の筋トレやバランス運動などを行います。
参加したシニアスタッフに話を聞いてみると
「最初は応援を受けて、ちょっと恥ずかしかったのですが、声援が励みになりました。私たちの名前を呼んで、『○○さん 頑張って〜。あなたの元気のおかげで私たちは元気でいれるよ〜』と応援してくれたんです。『嬉しいですよね。スクワット運動などは、きついのですが、「1!2!3!4!」と回数を数える代わりに「き!」「ら!」「め!」「き!」と大きな掛け声が響くので、ついやってしまいました。」
この恥ずかしかったり、面倒くさいという気持ちから、やりたくなる気持ちへ変化していくためのは、まさに私たちの腕の見せどころです。まずは名前を変更。まるで『好きなアイドルを応援=推す』ごとく、推し活として、スタッフを主役に皆さんで応援します。
何より、実は試行錯誤で数々の経験をノウハウに変えています。「いつしかノッテしまった」となれば、一体感が生まれます。大きな笑顔に励まされ、逆に頑張るスタッフの姿に刺激され、自分もトレーニングに意欲的になる利用者さんもいました。
筋トレとは呼ばない【推し活TIME】
この恥ずかしかった理、面倒くさいという気持ちから、やりたくなる気持ちへ変化していくためのは、まさに私たちの腕の見せどころです。まずは名前を変更。まるで『好きなアイドルを応援=推す』ごとく、推し活として、スタッフを主役に皆さんで応援します。
何より、実は試行錯誤で数々の経験をノウハウに変えています。「いつしかノッテしまった」となれば、一体感が生まれます。大きな笑顔に励まされ、逆に頑張るスタッフの姿に刺激され、自分もトレーニングに意欲的になる利用者さんもいました。
グランチアの【推し活TIME】では、シニアスタッフの健康管理を認知症の利用者が応援する関係も深めていくと考えています。
実施方法も、webと対面と対応することで、より現場に負担なく浸透していく工夫もしていきます。
私は令和6年2月に中央労働災害防止協会が主催する「高齢労働者の転倒・腰痛予防から労働管理セミナー」も受講し、これらの活動が、本当にやりがいのある時間と感じました。今や労働者全体の18%が高齢労働者の健康を応援することは、高齢労働者のみならず、いろんな方が働きがいのある職場づくりになるはず
私どもは人生100年時代の運動スクールとしさらに進め、この取り組みを続けていきたいと思います。介護施設の皆さん、是非、一度、体験してみませんか?
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介護施設きらめきで、認知症の進んだ方、目が不自由な方などの利用者さん、またスタッフやスタッフキッズ(2歳〜105歳まで)多世代が参加の研修を担当し、私はこの共生型の研修に手応えを感じます
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そして、そもそも中原社長との出逢いは偶然でした
マジで恋する5秒前!? 出会って5秒後に「あなたのことが好きです」と、“告白”した私。
私は、2023年8月に“一目惚れ”した相手は、北九州市で介護施設「きらめき」を運営する中原亜希子社長。
「会ってすぐそんな事を言われたの初めて」中原さんは驚きつつも、笑ってくれました。
告白から1週間後、私は中原さんの施設へ訪問しました。
きらめきは、グループホームやケアセンターなどの機能を集めた 新しい複合施設を、リニューアルオープン準備の真っ最中。 そこには家庭的な雰囲気で、
・認知症の利用者さんがくつろぐ場所や、
・スタッフが一同に研修する場所、
・子連れ出勤の子どもが遊ぶ場所など、
利用者さんを暖かくサポートする空間がありました。
また、子育て中・シニア・鬱などの疾患・外国人など多様な方々が働く空気感にも感動しました。
すぐに私は、2度目の“告白”をします。
「やはり好きです。きらめきも好きです。」
認知症の方もスタッフもキッズも、みなが楽しめ、応援しさらに活躍する場へ。そんな手伝いが私たちはできると思う。今までの経験と研究をベースに、多様な人の活躍を応援する新カリキュラム開発を試させてください。」
この後、エイジフレンドリー補助金も利用し、 世代や立場を越え、共に楽しむ健康経営を応援していくことになりました。