旅先
こんにちは。ミキファニット代表の古庄美樹です。
この春、短期語学留学でフィリピン・セブ島に行ってきました。
出発前、会社の若手にこんなことを言われました。
「2週間で、かぶれて帰ってこないでくださいね(笑)」
……うん、言われた瞬間、私はすでに「かぶれる覚悟」でいました。
正直なところ、たった2週間で英語がペラペラになる魔法なんて、ありません。
「Yes?No?」の反応すら怪しかった私が、いきなり流暢に話せるはずもない。
それでも——“学ぶ習慣”は、しっかりつきました。
耳をすます、伝わらなくてもめげない、
一つでも多くの単語を覚えようとする。
毎日英語漬けの環境で、自分の中に“勉強のクセ”が生まれていたのは確かです。
この語学スクール、ただの授業だけじゃありません。
先生たちの関わり方、クラスの空気、イベントのつくり方、
スクールの運営そのものに興味津々!
私はもともと、子どもからシニアまでを対象にしたスクールを運営しています。
だからこそ、「運営の中に入り込んで学ぶ」ことは、英語以上に大きな収穫でした。
先生たちが自主的にイベントを企画し、
“歌う先生”“ズンバ部の先生”など、自分の個性を仕事に活かしている様子はとても印象的でした。
「こういう雰囲気、うちのスクールでももっと育てたいな」と、刺激をたくさん受けました。
もちろん、すべてがスムーズだったわけではありません。
「この授業は私には無理かも…」と何度も心が折れそうになりました。
でもそれでも、向き合ってみてわかったんです。
自分が常識だと思っていたことが通じなかったとき、
「こっちの方が面白いじゃん」と思えたとき、
「自分の“枠”がちょっとゆるんだな」と感じました。
2週間で何かが大きく変わったわけではないかもしれません。
でも、行く前とまったく同じ自分ではない。
自分のクセや思い込みを手放す体験を経て、
今の私は、少しだけ柔らかく、しなやかに、そして前向きに学び続ける姿勢を手に入れた気がしています。
なので、言わせてください。
はい。かぶれて帰ってきました。
でも、いい感じに“学びにかぶれた”んです。
“伸びしろ”いっぱいな私 そう思ってこれからも学び続けます