研究
ある日、私の元に届いた2枚の書類。
それはまるで オセロの白と黒のコマ のような対照的なものだった。
「合格通知」 そして 「辞退届」。
まさかの セット販売?おまけ付き?
ってそんなバナナ!!🍌(いや、いらんやろ辞退届)
〜〜博士、行っちゃう?やめちゃう?〜〜〜
実は、修士論文で取り組んだテーマを介護現場に応用し、
福岡市と「福岡100ラボ」で共同研究。
現場での変化を目の当たりにして、
「もっと研究を深めたい!」と思った私は、
思い切って博士課程を受験!
…で、なんと 合格!!!
(もう奇跡レベル。縁にギリッギリで引っかかった感満載)
〜〜オセロが裏返る瞬間〜〜〜
が、翌日。
届いたのは、日本デザイン学会の学会誌の 最終審査落選通知 。
…え、昨日の合格の余韻、どこ行った?
落選理由をじっくり読む。
読めば読むほど、「そもそも研究のイロハも知らん私には、
これが限界なのでは…?」と思えてくる。
さらに追い打ちをかける衝撃の事実。
博士課程2年目からの指導教授 「英語オンリー」 。
(えっ、日本語の逃げ道ナシ!? これは…詰んだ???)
そして、修士論文もやっと提出したばかり。
周りからは 「徹夜明けの小説家みたいな顔してるよ」 と言われる始末。
通常業務にイベント、朝晩の研究、
頭にちらつくのは 「限界…ゲンカイ…」 の文字。
そう、合格通知と一緒に送られてきた辞退届。
「あなた、どっちにする?」とでも言わんばかり。
白か、黒か。進むか、やめるか。
オセロのコマが、静かに揺れる。
〜〜ひっくり返る未来〜〜
辞退届にサインするか、悩む日々。
でも、ふと気づく。
いや、待てよ?
謙遜とかじゃなく 自信ゼロだけど、
「現場アプローチ」と「研究」の両立には意味がある。
あの現場で見た、変わる笑顔。
その「なぜ」をエビデンスとしてまとめることで、
もっと多くの人の役に立てるかもしれない。
そして、私の背中を押してくれる、
たくさんの協力者、仲間たち。
もう ありがたさしかない…
〜決断、そしてスタート!〜〜
正直、博士課程で 「こんなレベルの人、引き受けちゃって…」
と教官が思っていたらどうしよう、なんて考えてたけれど。
いや、もう今すでに恥はかいてる
なら、開き直って とりあえず1年、全力でやってみます
オセロのコマは、ひっくり返る。
でも、どっちの色で終わるかは 自分次第!
だから、まず進んでみます。