MIKI・ファニット for キッズ
MIKI・ファニットの代表の古庄です
ある日スクールをのぞくと・・・
チアダンスのレッスンでのひとコマ。
「リーダーを決めよう!」と先生が言うと、
12人の女子が 全員、先生から目をそらしている。
(…ん?何が起きた?🤔)
先生が「誰かやりたい人いる?」と聞いても、シーーン…。
じゃんけんで決める?と提案すると、
さらに みんなの顔が曇る…。
このままじゃ、リーダーは決まらない。
さて、どうする?
そこで私は子どもたちに聞いてみました。
「リーダーって何をするの?」
「うーん、みんなをまとめる人…?」
「じゃあ、まとめるって、どういうこと?」
「えっと…声をかける人?」
どうやら 「リーダー=負担が大きい」 という印象があるみたい。
そりゃ、 「やってみたい!」とはなりにくいよね。
そこで私は考えました。
「全員が何かの役を持つことにしたら?」
まずは 「どんな役があればいい?」 を考えることに。
2人組になり、アイデアを出し、
全員が発言するのがルール!
すると、子どもたちの発想が爆発💡✨
✅ 「みんなの靴下が下がってないかチェックする役」
✅ 「ニコニコしっかり踊っているか見る役」
✅ 「フォーメーションの場所を確認する役」
… なんか、めっちゃ面白い役出てきた!🤣
「じゃあ、今出た役の中で、どれをやりたい?」
すると、子どもたちは 自分が考えた役にワクワクしながら手を挙げる。
でも、ここで私は気づきました。
「あれ?なんかモヤモヤしてる子がいる…?」
そう、実は リーダーをやりたいけど言えない子 たちがいたのです。
そこで、もう一度聞きました。
「リーダーになろうかな、と思う人?」
少しの沈黙のあと、 スッ… と手が挙がる。
最初、あんなに「やりたくない!」と言ってた役に、
勇気を持って手を挙げてくれた子がいました。
「ありがとう。みんな、拍手!」👏👏
子どもたちは 「自分の役割を果たすことで、リーダーが活きる」 ことを学び、
そして リーダーはみんながいるからこそ成立する ことを知った。
その瞬間、子どもたちの目が輝き出しました。
実は、私が 子どもたちの「選択する力」 に感動したのは、これが初めてではありません。
以前、発表会前に 骨折してしまった子 がいました。
「どうする?今回はお休みする?」
担当の先生がそう聞くと、その子は 迷わずこう言いました。
「椅子に座って出る!」
驚きました。でも もっと驚いたのは、その目の輝き。
「どうしよう…」と迷うのではなく、 自分で選び、決断した強さ。
あきらめることは、いつでもできる。
でも 自分で考えて選ぶことで、道は開ける。
この 凛とした背中 を見ながら、私は思いました。
「私も、あきらめない。」
MIKIファニットが育てたいのは、
ダンスが上手な子だけじゃない。
「芯の強い子」 を育てたい。
「技術」だけじゃなく、
「考える力」や「自分の意志を持つこと」 を伝えていきたい。
レッスン後、先生が言いました。
「あとは私が毎週、子どもたちと役の確認をしていくのが大事ですね。」
そう。 子どもを見守ることが、私たちの一番大事な仕事。
だから、安心してお任せください。
私たちは、いい仲間とともに、
子どもたちの成長を見守る仕事ができています。
これが、MIKIファニットの想いです。✨