ウエルビーイング
2023年、星に願いを込めた七夕の日、天の川。
私たちは、東京と福岡という二つの都市を結ぶ、
ちょっぴり変わった新婚生活をスタートさせました。
タイトル見て、「おいおい…社長の個人的な50代のろけか」
と思われた方、すみません。周りから
「別居婚ってどんな感じか」と聞かれることがあり、
実際に生活してみてわかったことを今回書きました。
別居婚の選択は、私たちに新しいスパイスを加えることに。
ある日、夫と共に旅行の途中、地元のレストランで
「どこからですか?」と尋ねられ、夫がにっこり
「別居中なんです」と答えてしまい、店員さんの表情が一変。
…しまった!離婚危機のカップルに触れてしまったかも…
別居婚と別居中、言葉は似ているが、意味は…(笑)
私たちは、この距離がちょうどいいようです。
◻︎メリットとデメリット
別居婚のメリットは、自分の時間を大切にできること。
関係がマンネリ化せず、新鮮な気持ちを保てます。
もちろん、デメリットも。生活費や移動は増え、多少の
寂しさも時にある。でも元より生活費は別々なのと、
福岡空港の近さは、富士山を眺めての通勤が可能です。
別居婚をして、気づいたことが二つあります。
ひとつは、コミュニケーションの大切さ。
寝る前に、1日の些細な出来事を共有するのが日課です。
「仕事で出逢いがあった」「電車で隣の人が面白かった」
お互いの日常が見えないからこそ話します。一緒にいると
会話が激変したので、同部屋でわざと電話をかけたことも。
もう一つは、男女別の反応の違い。
別居婚を報告すると、男性からは通常報告の反応ですが、
女性(特に40代以上)は圧倒的に「その生活いいわね〜」
と羨望の眼差し。夫へは「大変ね」と同情されるとか。
不思議と逆に(夫へ「いいわね〜」私に「大変ね」)はない。
結婚で、男性は家事が楽に、女性は自分の時間が減る
という無意識のイメージがあるのかもしれませんね。
◻︎これから
氏の変更は、まさに書類地獄。それでも入籍を決めたのは、
歳をとる親を見て、もしパートナーが病気になった時、
家族でなければ何もできないと感じたからです。
互いの仕事があり、別居婚を選択したのですが、今のところ
デメリットを感じなく、逆に「先で同居できるのか?」と
とさえ思うほど。感じ方は、人によりけりだと思うのですが
「先でどこに住むかわからない」このくらいの別居婚の
スパイスが、私たちにはちょうど心地いいようです。