学んだこと
大学院の集中講座【チャイルドライフスペシャリスト】の授業にこの話が出てきました。答えは「これは・・・人が死ぬ確率です」 それを聞いて、一瞬ドキッとしました。
でも確かに誰もが、必ず最期の日がある。考えたくはないけど・・・どう受け止めるか?
家族がそうなった時に、我が子が…自分はどうなるのか?
また我が子を失った方と接するときに、どうしたらいいのか?
私はかつて、子どもの同級生が小学生の時に闘病後にお亡くなりになったことを思い出しました。ガラスの棺にまるで眠るように。毎年、子どもたちは、クラスの同級生で、お家に毎年お参りに行っていました。ところがある年齢になった時、お母様から、「言いにくいけど、今まで本当にありがとう。でももう来年からは来ないで・・気持ちは十分に伝わって嬉しいのだけど、成長をしていくみんなをこれ以上は見るのが辛い・・・」
と言われたと、、、そんなことを思い出しました。同じ母親として、気持ちもわかります。お母様もさぞ言いにくかったこと
子ども自身やその親が、病気による長期療養によって普通の生活を送れなくなってしまった時、子どもたちを精神面からサポートしてくれる専門職。チャイルド・ライフ・スペシャリストは、病院生活における子どもの精神的な負担をできる限り軽減し、子どもが子どもらしくいられるように支援する仕事。
この仕事で避けて通れないのが「死」と向かい合うことである。親や自身の死を身近に感じた時、子どもがどれほど大きな不安や混乱、そして絶望にさいなまれるかは想像に難くない。そんな時、子どもに死とはどういうものかを伝えながら、同時に安らぎを感じられるような場所を用意してあげなければならない。子ども本人だけでなく、兄弟や家族の気持ちに寄り添ったケアを行うことで、厳しい医療環境に置かれた人々の精神的・肉体的負担を減らし、前向きに乗り切っていく後押しをすることである。 チャイルドライフスペシャリスト協会
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遊びには意味があり、感情を表に出したり、医療環境・処置を理解して心の準備をすることもできるもの。例えば、東日本大地震の後、避難所で子どもたちが津波をごっこ遊びでしていた。大人は「心が傷つくのでやめなさい」と言いがちなのですが、実は子どもたちなりに、繰り返し遊びながら、心の中を整理して、治癒してることもあるだそうです。そのため、何か辛いことがあった時こそ、遊びは必要で、時として一人がいい時もあるが、見守る人も必要とのこと。
入院中の子どもに人気の遊びは、お医者さんごっこで、自分の治療をお人形にしてあげている子も多いそうです(プレパレーション)。そう言えば、九州大学病院の小児歯科病棟を授業で見学に行った時にも、おもちゃの治療道具がありました。
子どもが自分でやめる「遊びきる」までそっと見守る。つい口を出したくなりますが・・
これは通常の遊びの時もそうで、一人でブツブツ呟いてる時は、ぐっと我慢してそっとしておくことで、子どもたちは更なる世界が広がります
なにか生活の中で、辛いことがあるとストレスがかかります。配偶者や身近なかたの死はやはり高いものです
1年間の合計点数が300点を突破した人の、79%は翌年に何らかの身体疾患を訴えています。200~299点の層では51%に、150~199点では39%までに減少しています。この結果から、ストレスの蓄積と身体疾患を訴える頻度は比例します。
中でも注目したいのは、7位の「結婚」、12位の「妊娠」や14位の「新しい家族ができる」のように、一般的に祝い事のようなものでも、ライフイベントが大きいと本人も気付かぬうちにストレスも高くなります。なぜなら・・
私にもこんな経験があります。我が子の大学受験の時、「やったね。合格!!」となったときまで、大盛り上がりだったが、いざいなくなると思った瞬間にとてつもない寂しさが募ったものだった。「明日からご飯を作る気力が・・・」となりました。
大人にもTherapeutic Play(治癒的遊び)が必要。私にとっては、ハマってしまった山のぼりもその一つなんだろうと思います。
自分を癒すような遊びは、子どもも大人も、シニアの方も大事です。グランチアも治癒的遊びの一種なのかもしれません
みなさまははまってる遊びはありますか?