学んだこと
4月 新緑をいただく〜食べられる植物、食べられない植物
7月 「旬」ではないイノシシを獲って食らう
1月 みそを造り、喰らう 〜 健康を支える身近なスーパーフード
そして今回は再度、「旬」かもしれない猪
狩猟学 安田章人先生 『人と野生動物の共存関係の構築』 九州大学HPより
安田先生の研究テーマは2つ
1つ目は観光や地域社会、野生動物保全における“持続可能性”を考えること。「スポーツハンティング」(角や毛皮などの獲得を目的とした、観光および娯楽のための狩猟)に着目してフィールドワークをベースに実証的な研究をおこなっています。アフリカでは、多額の観光収益をもたらし、それが野生動物保全活動と地域経済に肯定的な影響を与えると言われているスポーツハンティングですが、はたして殺すことが護ることにつながるのでしょうか…?この活動が地域社会にもたらす影響は肯定的なものだけなのでしょうか?私は生態的・経済的な“持続可能性”に加えて、地域に住む人々との関係性も含め、環境社会学と環境倫理学の観点から探求をおこなっています。
2つ目のテーマは“命を奪うこと”について。「スポーツハンティングは、なんて残酷なんだ。娯楽のために動物を殺すべきじゃない」と思う方がほとんどでしょう。では、食べるために動物の命を奪うことは良いのでしょうか?狩猟史をひもとき、あるいは人々の心理を分析することなど、民俗学や心理学などさまざまな分野からアプローチすることで、人間と自然や生物との共存関係のためのヒントが得られるのではないかと考えています。また、「人は、ほかの生物の命の犠牲のうえに生きている」ことを実感し、その意味を実践的に探究するために、自らも狩猟者となりました。
〜〜〜伊都キャンパスになぜ猪?〜
実は、15年ほど前、九州大学伊都キャンパスが開校予定となったとき、ぶどうとミカン畑は放置されたため荒れてしまい、その際に猪が入ってきたらしい。キャンパス内では銃が撃てず、増えた原因かもとのことでした。近隣にも被害がでてきて、狩猟学の先生や、九州大学狩猟部のみなさんも駆除に協力されてるそうです
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猪に刃物を入れるときの声はつらく、7月の時の実習では、お母さん猪とウリ坊の解体を通して、子育て支援をしてる私はしばらく肉の塊を見るのが辛くなりました。先生曰く、「親がいなくなれば子どもは生きられない。かわいそうとウリ坊を逃すとすぐに発育して、被害が出る。親子セットで捕獲できるのが一番いい」とのことでした。確かにそうです。
ひらいて、皮剥、解体、、と工程進む中、、まさに命を奪っていただくことを考えました。
また循環器系や、肩甲骨、骨盤をはじめとする骨や関節の動き、横隔膜、インナーマッスルなど、運動指導に関わる仕事してる身として、その部位も大事に学ばせてもらいました。
比良松道一先生よりこの日は味噌つくりを学びました。
「自炊塾」、九州大の人気講義は何がスゴいのか単位をとるのが難しくても学生が集まる理由として記事
九州大学で2013年から続いている人気の授業がある。その名も「自炊塾」。一般的な食育講座や料理教室とは一線を画した内容で、「履修条件が厳しい」と担当教員や先輩が公言するにもかかわらず、定員25人枠に毎年3~5倍の学生が殺到する。
きっかけは2007年『はなちゃんのみそ汁』の著者・安武千恵さんとの出会いまでさかのぼる。
千恵さんはガンのため余命わずかとなり、5歳の娘・はなちゃんに「食べることは生きること」とみそ汁の作り方を教え、33歳でこの世を去った。
「千恵さんの考え方や親子関係に深く感銘を受け、僕は子どもに何を遺せるだろうかと考えました。そして、子どもと一緒に料理を覚えることにしたんです」
毎朝家族で食卓を囲むと決め、6歳の次女がみそ汁を作ってくれて、家族の心身は健やかで笑顔が増えたという。
「自炊にはすごい力がある」と実感した比良松さんは、大学でもやろうと模索。料理研究家などに相談して、授業の中でみそ汁やおかず作りの実演をしてもらうと「もっとやってほしい」と学生の声が高まり、2013年「自炊塾」として本格的な授業をスタートした