教育研修
2019年3月16日(土)〜17日(日)に、九州大学 大橋キャンパスにて開催された
「未来の福岡の運動会」に参加してきました この様子は新聞にも取り上げられていました
きっかけは、友人の中村洋子さんからの一本の電話でした。
「とにかく面白いから、未来の運動会!! これ、福岡でするよ!」
なんだかよくわからないけど、「わかった」と答える私。
ただ、私もその電話を受けたのは、奄美大島と沖永良部へひとり旅中で、しかもジャングルの中を探索中(西日本新聞ファンファン福岡に書いてます)でした。
「どこにいるの?」 と聞かれ、「ジャングルだよ〜」と答えたため
お互いに「わけがわからない事を言ってる・・・」の状況で、「未来の運動会」という、未知のバトンを受け取ったのでした
さて時は経ち、その面白い話が実現します。
3/16(土)に「運動会ハッカソン」でつくった競技を、3/17(日)には「未来の運動会」で行います。
「未来の福岡の運動会」は、自分たちで種目や出し物を「創り」、自分たちで「運動会でやってみる」イベント。大学や高校の教員や学生、行政や子育て支援機関など、誰もが一緒になって、新しいスポーツを「運動会ハッカソン」で競技種目を作り、「未来の運動会」で競技を楽しむもの。
そうは言っても、中味がどんなものかよくわからないし、ましてや
「はい、あなたたちはデベロップレイヤーです」と言われても
そりゃ、一体なんですな? の状態でした。
なので、最初に一度体験してみようと 別の大会でできた新種目
<綱引きしながら玉入れする?!>を挑戦しました
綱を引っ張りながら、中央にある球を後ろに送り一番後ろの人が後方のカゴに投げ入れるというもの
筋力、筋持久力、バランス、瞬発力など体力要素をフル活用、笑いながらも真剣に、あっという間にチームの一体感ができました
そして、いよいよ私たちもスタート。まずはアイデアをだしてみようと
思いつく、なんでもいいよ〜と、各自出していきます
その各自のアイデアを見て、通りかかった人がさらに次々と積み重ねていきます
私がつい笑ったのは次のカードの並びでした
「全員 松田聖子」
「全員 井上陽水」
「全員 タモリ」
「全員タモリで炭坑節」
そして
「福岡出身歌手のダンス」
それいいね 面白い こここうしたら だったら・・・ みんなでするをどうしよう・・技術はこんなのがあるよ〜
そんな言葉が飛び交い、『ALL福岡よかばい体操』が出来上がっていきました
一人では思いつかなかったようなアイデアが、するする・・・と、すごいスピードで変わって行く体験
しかも考えたらすぐ実践。
2日目は実際に参加者の方がやってきました。
小学生から70代まで、車椅子の方や全盲、障がいある方も。だからこそ
みんなで楽しめるものをと考えて行きました
そして、表彰タイム。「オール福岡よかばい体操」の、私たちのグループ(レッドファムイン福岡)は、運動会協会賞を受賞しました
そして、何より嬉しかったのは、この日の<MVP賞>をうちの子、いえ、レッドチームのキッズが受賞!!
子どもが多いと不利? 何か障がいがあるひとは不利? そんなことはないのが未来の運動会
この「めんたいそろりそろり」種目では、子どもがすごいバランス能力を発揮したのでした
そこには強い後ろ盾がありました
福岡が誇るテック系の技術、九州大学の音響 映像 照明・・ 組み合わせると、種目が変わる。さらに楽しめる演出も。
びっくりしたのは、
「チュルルルンみたいな魔法がね。溶けるような音が欲しいっちゃんね・・・」
と呟いた瞬間、パソコンのキーボードが鍵盤になり、音ば作っちゃうスーパー優作さん
「うわ〜〜って盛り上がりの臨場感が欲しくて。。」
と呟けば、岩谷さんが「スマホでこんなのできますよ」 どんどん新たな発想ができるんです。
そして、ひとしきり盛り上がった後、実行委員会からの、言葉で、ハッとなるのです
私は今回、3つの学びがありました。
〜〜〜〜〜〜〜
1) シンプルな問い 「何を伝えたいの?」
ガツンとくるアドバイスが私は効きました
シンプルな問いです 「何を伝えたいの?」 そう聞かれ・・・、ハッとなったのでした。なんでも一緒やん。仕事もそう
私は何を伝えたい?= だから何をする 答えはシンプル
問いを立てる この問いが大事だなと・・
2)すぐ実践
すぐ試すので、かなりのプレッシャーです。なぜならフィードバックバックが目の前ですぐある
短時間で考えざるを得ないプレッシャーは、頭が一気にパンパンになりそうですが
ここに仲間がいるので、次々とアイデアと、すごい役割分担で一気にチーム力が高まりました。
これなら、しんどさも忘れ、楽しく考えられます
3)家族、応援は推進力
もう一つ、感じるものがありました。
今回のこのイベントは、中村洋子さんの子どもさん2人も参加していて、私は同じチームで動きました
長女のあーちゃんが屈託なく話します。
「うちのお母さん、あんなじゃないですか・・ 家でも『で』っていうんですよ」
「ああ〜確かに言ってる言ってる 『で』 っていうよね」と私も爆笑しました。
そう話すときのあーちゃんの表情がいいんです。
親に対して、あんな風に
お母さんのやっていることを理解し、応援してくれる娘さんたちの姿を見つつ
我が子の姿を重ねて見ていました
かつて私も、(中村さんと似たような仕事をしている)ので、かつて我が子は私の仕事をどう思っているかな〜と思う時もありました
他の子の先生なので、我が子は(イベントに連れて行っても)相手にできない。
子供からすれば親を冷たく感じることもあったかもしれませんし、自分のことを聞いてくる大人も面倒臭かったはず。
今ではミキファニットのキャンプリーダーをしてくれる息子、またホームページのアドバイスをしてくれる娘に感謝です。
家族で互いに応援できる。それはなによりも、「推進力になる」と思いました。
朝から夜まで長い。と思ってたこのイベント。しかし、2日間はあっという間の時間でした
デザインし体験することを通じて、福岡の運動会の可能性について考え、未来社会の創成を行っていきます。と書かれた説明が腑に落ちました
関係者の皆さま、この機会を本当にありがとうございます。 innovation スタジオ福岡や、tedxfukuokaでの体験も蘇りました。
<たかが運動会>と思われそうですが、いやまさに、<されど運動会>
意味がわからないと思う方、
一度体験して見ることをオススメします
Facebookでの様子はこちらから見ることができます
あ〜〜あ、参加した子どもたち、大人の方が一人でも、リンダだだだ・・・と走ってるといいなを願って www
最後に中村洋子どの、言い出しっぺしてくれて 本当にありがとう。