人生拓く
相撲界で女性が土俵に上がる問題が出ていますが
まさか私が、伝統的に女性は持つことができないものを持っていたとは
不思議な縁がつながり・・・はじめて知りました。
ある食事会に誘われ、「なまはげさんがくる」と周りに伝えてると言われ他ので
(なぜ、なまはげみきに)
なまはげ面をつけて行ってたんです…… またその中のかたから人を紹介され、なんと先日
秋田県男鹿市出身で作る、首都圏男鹿の会幹事の方が会いにきてくださいました
写真はなまはげ館より
そこで、その男鹿の方が驚かれたのは、本格的面を私が持っていたことでした!
国の重要無形民俗文化財にも指定されている「男鹿のナマハゲ」
私のなまはげ面は 、伝統工芸館で手彫りをされてる職人さんに話しかけたことから始まります
その職人さんは、60代ぐらいの男性。一言で言うと、「強面」。
ガラス窓からの陽の光に、キリッとしたお顔が映え、一本の丸太をシュッシュッと小刀でくり抜いてました。
思わず足が止まり、静かな中、穏やかな気持ちになり、その「シュッシュッ…」のリズムをしばらく感じてました。
この彫師の方石川千秋さんでした!!
「少しだけ、お話してもよろしいでしょうか?」と
面のことを伺ったり、なんできたのか?と、聞いていただいたり
私が福岡から来て、子ども達のことを話し、なまはげの勉強をしたくて来たと聞くと
「明日またここに来れるの?私の1番を持ってきてあげよう」と
譲っていただいたのが、私の持っているお面でした。
写真と下記紹介文は秋田空港hpあえ〜るより
全国でただ一人のなまはげ面彫師、石川千秋さん。丸木を半分にしたものから、小刀とノミで細部を彫って(なまはげ館で実演しているのはこの部分※)3週間ほど自然乾燥。その後バーナーで表面に焼きを入れ、金ブラシで削って着色という、一つの製品の完成まで平均1か月はかかる仕事を30年近く続けている一途な職人さんです。
やはり、こんなすごい方だったんだと
ここで、なまはげ面に興味を持ち欲しいと思われる方へ
ちなみにと、今は、壁掛タイプが通販もあるようです
その面と、私のとの違いを改めてよく見ていると、サイズも大きいようです
髪の毛も馬の毛が使われています。見ていると引き込まれるような迫力、かなりリアルに感じます
裏には、動きが自由に(手が自由に使って)舞えるようにと、野球のキャッチャーマスクのようにピタッと顔にくっつく石川さん独自の工夫もされています
このような立派な面を、福岡からの一見さんの私に譲っていただけたのは、
たまたま伝統工芸館にいらしたこと
たまたま私がお話したことが功を奏したのでしょうか?
(観光協会の方から、よく話しかけられましたね。怖くてみなさん、話しかけませんよ。と後から言われました)
また幹事の方のお話から、女性で面を持っているのは、どうも私一人のようだと言うことを知りました。
お話によると・・・
こんな本格的なの、うちの会でも個人的に持っていませんよ
しかも女性で持っている人はいないです。
だって女性は、なまはげさんになれないから、彫師も売らないでしょうね
その方がよほど、あなたのことを気に入ったんでしょうね…
福岡の人だなんて!!びっくりしましたよ と驚かれ
その場で男鹿の会会長に電話をされ、私にも代わられ、ご挨拶することに
そして、なぜかその「首都圏男鹿の会」に一度伺うことに
人生、不思議な方向に転がることがあります
まさかの「なまはげさん」(=秋田では、畏敬の念を込めてさんずけ)繋がりでこんなことになろうとは
実はこの幹事の方も、東京で乗ったタクシーの運転手さんが、たまたま秋田の方で会話の中で
なまはげ伝道師や、男鹿の会を知って、資格を取りに行ったそうです。
なまはげ伝道師の認定番号がもう1000人を超えていることを知りました。
ちなみに私の番号は、
『795』 泣く子はいね〜が
これも、ご縁なんでしょうね。笑
お土産に、秋田のじゅんさいや、いぶりがっこを!!
ネバネバサラダにして、美味しくいただきました。
誰もいない=世界で一人?(笑)なんて思いましたが
お持ちの方いらっしゃるかも。一緒に語りたいな・・・