教育トピックス
教えて!賢人
小学高学年の娘がメイクやファッションに興味を持ち出しました。このまま中学生になれば、プチメイクを始めたり髪を染めたりし始めそうで心配です。対処法を教えてください。
子育ての賢人
(株)MIKI・ファニット代表取締役
太刀山 美樹
芯の強い子を育てる運動教室『MIKI・ファニット』(福岡市)代表。運動と教育を組み合わせた幼児教育のスペシャリスト。「子どもは大人の背中をみて育つ」が持論。教育コメンテーター、近畿大学・西日本短期大学保育科講師、日本健康運動指導士会福岡県理事。
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A1 各ご家庭でどう考えるかが基本ですし、千差万別でいいと思います。大事なのは、子どもがどんな価値観をもって、限られたお小遣いや時間をどう使いたいかを自覚すること。読書好きの子は本に使うし、おしゃれに目覚めた子は服を買う。それでいいと思うんです。まずは、子どもにやりたいことやほしい物リストを書き出させ、親子で話す機会をもってはいかがでしょうか。
小学生も高学年になると気持ちは大人、納得しないと動かないお年頃。でも、大人扱いされれば、自分で考え始めるものです。ただ、小中学生で髪の毛を染めたりはさすがにいきすぎですよね。そんなときも「ママはこう思う。あなたはどう思うの?」と話し合うことが必要だと思います。私は親の意見は伝えた方がいいと思うし、最終的にお金を出すのは親なので、子どもの主張を聞いたうえでそれが相反したときは自分の「こう思う」を通します。
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A2 長いお休みは気持ちもオープンになるし、親に隠れて冒険してみたくなるもの。そうした時期も成長の過程には必要ですよね。だからこそ、子どもの変化には気を配っておきたいところです。“服装や持ち物が変わったな、お小遣いはそこまであげてないのに・・・”と感じたら、「それ、どうしたの?」と聞く。
うちの娘なんかは「友達に借りた」なんて言ってましたが、それが長引いたら「まだ借りといて大丈夫?」とか。しつこく聞きすぎると「ママ、私を信じてない」とケンカになるかもしれませんが、“ママは見てますアピール”は必要かな。
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A3 本当の「カッコイイ」「すてき」とはどういうことかを一緒に考えるのもひとつの方法かもしれません。姿勢や笑顔が美しい人はそれだけで魅力的。逆に、きれいにメイクして着飾っても、猫背だとおばあちゃんみたいで残念ですよね。それは子どもたちにも分かることだと思います。子どもたちが読むティーン誌などを一緒に見て、どんな人をかっこいいと思うか、どうすればきれいに見えるかを話してみる。
子どもが鏡で一生懸命に見るのは顔だけでしょうから(笑)、ウォーキングしている全身の姿を動画で撮って見せてあげる。いろいろ目に見える形で客観的に見せてあげる。彼女たちが憧れる一流のモデルは、トレーニングや食事内容などの自己管理しています。そういう努力も意識させられるといいですね。
実際、小学校高学年くらいになれば歩くときの姿勢も自分で意識できる年齢ですので、そうした意識を高めていくといいですね。身長が同じでも、姿勢が良い人の方がスタイルもよく見えます。また、今は内股の子が多いですが、股関節が内側を向くと猫背になるし、骨盤にも影響が出たりと将来に支障が出る可能性が高いんです。「あなたの年齢はきれいになる瀬戸際よ!」と言って、この際、お母さんも一緒に運動を頑張ってみては?
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私が小中校生時代に「らしくない」という親や教師の言葉に反発したことを思い出しました(笑)。自分の価値観を押しつけずに、一緒にショッピングしたり話してみようと思います。その中で、限られたお小遣いの中で工夫するから楽しいんだって伝えられたらいいな。
そして、ちょうど昨日は福岡では大濠公園での花火大会。
こちらは高校生かな・・すこしお姉さん
へそだし30cm、へそピアス、日焼けちよっとヤンキー系お姉さん(男性陣の反応も面白かったのですが)
その花火大会のあとであろう女の子が地下鉄にのってきました。
彼女は、揺れた拍子に私の足をすこし踏みました。すると
「あ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
「よかった」と、私に、にっこり。
あ、ちゃんとしてる女の子。やはり、ひとを見かけで見ちゃだめだな、、そう思いました