その風貌の恐さを演出するのは「お面」
(お面はそもそも神聖なものと言われる事が多く、その裏は過去を表すそうです。また表の面は未来を見つめているとか。)
私が手に入れたお面は、想いがこもっています。
師匠の職人さん(一番恐い方らしかったらしい)が一本の木をくりぬいた手彫りの面です。
さて、みなさんは「こどもは褒めて育てる」、何事も叱ってはいけないと、我慢を募らせていませんか?その結果、余計にイライラ…。そんな話しもよく聞きます。
個人的主観ですが、私はダメなものはダメだと思います。
特に自分に周りに大きな危険をおよぼす可能性のものは即刻ダメ。
例えば、幼稚園の帰り道、周りに友だちいる中で、子どもが傘を振り回していたら、どうしますか?すぐ取り上げますよね。こんな場合、問答無用でいいと思っています。
でも、なんでもダメとは思っていません
むしろ、(ちょっとぐらいの)辛い、きつい、くさい等の経験をうむ少しの冒険には、ぜひこどもたちの背中を送りだしていただけたら・・・
学校とは違う場所、違う友だち、違う体験が出来ると思うのです。
そしてそのようなところで、こども達に出逢った大人の方々はぜひ、なまはげさんのようにわりいことしてる子どもを、「こら〜〜」と言っていただけたらと思っています。
受け止めるこども達は、
「あ、これはどこ行ってもダメな事なんだな・・・」
「あ、これは家によって判断基準が違うんだな・・・」
そんな社会の学びとなっていったらいいなと願っています。
幼少期に出逢う「なまはげさん」がいっぱいいたらいいなあ〜〜。
かつて私が中学校のPTA役員していたとき、夜の見回りパトロールに参加した事がありました。
驚いたことに、その時、「何かあっても、こどもに直接注意をしないで」と言われました。例えば、煙草を吸っている子どもに声をかけて危険なことがないように・・・との事。声をかけて危ない事があってはいけないから…と。(この事はいろんな受け止め方があり、いろいろと話したいのですがまた次回に)
いずれにせよ、幼少期に、
「していい事」
「これはやっぱりダメな事」
「これは様子をみてやって行く事」
など、経験から自分の身につけていくことは大事だなと感じています。
その時に、受ける刺激のもとは、友だち、異年齢の存在、家族、先生だけではなく、周りの大人すべて。こどもの頃の「ちょっとうるさかった、おっちゃん、おばちゃん」って、大人になってもずっと覚えているし、今では教えてもらった事に感謝していること多いのでは?
最近は、「怖くないなまはげ」がいるそうですが、愛情を持って怒る姿勢から学ぶことも少なくないと思います。
小さな頃からの、たくさんの「なまはげさん」がこども達の周りに広がる事を願っています。変化の激しい未来でも、こども達が、芯が強く生き抜いていく為に。
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「何回でも起き上がる気持ちを育てる」「何歳からでもチャレンジ」など、思いを届ける教育講演会を担当しています。 https://mikitachiyama.com
そして、MIKI・ファニット運動スクールhttp://www.mikifunnit.comで実践しています。
2017年もまた精進してまいります。みなさま、どうぞよいお年を。
なまはげみき 太刀山美樹
福岡県筑後市出身。23歳で結婚出産。地域のママサークルが口コミで広がり、その後「きみ、おもろいね」とNHK福岡や、学校講師に、街角でスカウトされ経験を積む。2006年MIKIファニットを起業。「どうせ無理と諦めてる子いねえ~が!」と喝をいれる<幼児教育界のなまはげ>としても活動中。好きな言葉「来た球は打つ」
MIKIファニット http://www.mikifunnit.com