
チアLife プログラム
サワディーカー!
先日、タイのバンコクで開催された最高峰の国際会議**「PMAC 2026(プリンス・マヒドン賞会議)」**に参加してきました。
2026年1月26日から31日まで開催されたこの会議には、世界各国の保健・福祉のリーダー、そして政策立案者たちが集結しました。テーマは「人口動態の変化への挑戦」。つまり、加速する高齢化と少子化をどうやって社会の「チャンス」に変えるか?という壮大な議論です。
※Prince Mahidol Award Conference 2026(PMAC 2026)
タイ王国が主催する、アジアを中心とした国際保健・社会政策の国際会議
PMACの大きな特徴は、「研究」「政策」「現場実践」を分断せず、社会課題を“どう前に進めるか”に焦点を当てている点で、
単なる学会発表ではなく、各国の政府関係者、研究者、実践者、市民社会が一堂に会し、次のアクションにつながる対話が設計されていました。
会議では、日本が辿ってきた「8人で1人を支える」時代から、2025年には「2人で1人を支える(肩車型)」へ移行するという厳しい現実が再確認されました


しかし、ここで示された解決策が最高にワクワクするものでした!その名も**「エイジノミクス(Age=nomics)」**。
日本の高齢社会研究の第一人者、小川全夫先生が提唱するこの戦略は、高齢者を「守ってもらう人」としてだけ見るのをやめる、という**“逆転の発想”**です。
「元気な時間」をぐんぐん延ばす!(予防健康)
「支える側」として活躍し続ける!(社会参加)
「最新技術」でみんなを賢くサポートする!(テクノロジー)
この3つを掛け合わせて、社会全体をパワーアップさせていこうという、とっても前向きで「攻め」の戦略なんです!

→ 小川先生の理論を伺いながら、まさに私たちもお役に立てると感じました
先生のお話をまとめたのは文の最後に
隣国たちの取り組みも目からウロコでした。

タイの「マイクロ起業」: 高齢者がデジタルスキルを学び、自分たちでブランドを立ち上げ、オンラインで製品を売る「Ready Senior Project」。おばあちゃんたちがDX(デジタルトランスフォーメーション)を牽引しているんです!
シンガポールの「孤独予報」: 街を85のゾーンに分け、孤独感やうつリスクをデータで可視化して、先回りしてケアを届けるシステム。
香港の「優しいハイテク」: 転倒検知センサーやBluetoothトラッカーを活用し、住み慣れた地域で一生自立して暮らすためのエコシステムが公費で支えられています

最終日のコーヒーブレイク中、ありがたいことに世界中の研究者の前でお話しするチャンスをいただきました。慣れない英語ではありましたが、心を込めて伝えたのは**「誰かを応援することは、実は自分自身を一番幸せにする」**という驚きの事実です。
特に注目を集めたのが、私が福岡市で行っているプロジェクト。 **「認知症の入居者さんがスタッフを応援することで、施設全体に笑顔が広がる」**という、これまでの常識をひっくり返す取り組みを紹介しました。。

「お世話をされるだけの人」という決めつけをなくせば、高齢者の皆さんは誰かの元気の源になれる。そんな私の想いに、会場の空気が変わりました。
最後はみんなでワークショップ! 「シニアが次世代を応援する。それはただのダンスではなく、私たちの生き方そのもの」 この言葉を合図に、エリート研究者たちが一斉に立ち上がり、笑顔で体を動かしてハイタッチ!言葉や文化の壁を超えて、「応援の力」で心が一つになったあの瞬間は、私にとって一生の宝物です

今回の会議で、世界中の研究者たちが一斉に体験し、最高の笑顔になったプログラム。 それは、日本のグランチアメンバー(50代〜88歳!)の皆さんと一緒に作り上げた特別バージョン、**「ACAIエクササイズ:グランチア・エディション」**です。「ACAI Exercise: Gran Cheer Edition」 
これは単なる運動ではありません。心と体、そして「人と人」を繋ぐための、5つの魔法が詰まっているんです!
エクササイズを支える「5つの魔法」
心ほぐし(呼吸とストレッチ):まずは深呼吸。心と体のこわばりを優しく解きほぐします。
ワクワク・リズム(全身リズム):音楽に合わせて動くことで、脳も体もパッと目覚めます。
一生歩ける足腰(筋力アップ):いつまでも自分らしく歩き続けるための、大切な貯筋(ちょきん)作り!
ふらつき防止(バランス):体幹を鍛えて、自信を持って颯爽と歩ける体を作ります。
最高のスパイス(応援・交流):これが一番大事!お互いに応援し合い、繋がり合う。この笑顔こそがグランチア最大の魅力です。

会議では、高齢者の幸福度(自己受容や成長実感)は年齢と共に下がりやすいという過去の研究があります。しかし、グランチアメンバーの皆さんは違います。
「応援」を通じて、幸福度が有意に向上しているというデータも紹介。
さらには、福岡市の共同事業でおこなっている、介護施設での**「認知症含む利用者の方がスタッフを応援して、職場を笑顔にする」**という逆転のプロジェクトも紹介しました。高齢者が「支えられる側」から「支える側」に回ることで、社会全体のウェルビーイングが向上する。
メンバーの皆さんが日頃から体現している**「応援は自分も他人も幸せにする」**という生き方が、アジアの、そして世界の未来を救うヒントとして、各国の専門家たちに届けました。協力していただきメンバーの皆様、そしてスタッフのみんなに感謝です。
そして、このような機会をいただいたACAI の皆様、今回のご一緒させていただいた福岡市・福岡アジア高齢社会デザイン協議会の皆様、本当にありがとうございました。

これからも、介護施設でのウェルビーイング向上に努め、誰もが誰かを「応援」し、輝き続けられる社会を目指して走り抜けます!
L-E-T-S GO! アジア! そして、共に未来を創る日本の皆さんへも、心からのエールを。
チアLifeの現場の様子は、こちらからどうぞ ↓

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絶望的な「肩車」を、軽やかな「自分たちで走れる社会」へ
小川先生の理論は、社会の負担を減らし、みんなの活力を生むために「3つのスイッチ」を同時に押そうというものです。
【予防】健康でいられる時間を「ギュッ」と延ばす
具体的には: まさに「グランチア」のような、楽しみながら続けられる運動です。
どう変わる?: 介護が必要な人を減らし、自分の足で元気に過ごせる「健康寿命」を延ばします。病気になってから治すのではなく、**「そもそも介護を必要としない体作り」**を攻めの姿勢で進めます。
【参加】「支えられる側」から「現役」へ!
具体的には: 高齢者がボランティアや仕事、あるいは「若者を応援する側」として活動し続けることです。
どう変わる?: 支える側の人を増やします。引退して「お世話される専門」になるのではなく、生涯、誰かの力になり続ける。これこそが、私たちが目指す**「逆転のウェルビーイング」**の核心です。
【技術】1人の「見守る力」を100倍にする
具体的には: 香港やシンガポールで見られたような、最新のセンサーやAIを活用した見守りシステムです。
どう変わる?: 最新技術が「手」や「目」を補うことで、少ない人数でも、より温かく、より広い範囲のケアが可能になります。
まとめ:この「掛け算」が、未来を希望に変える!
この3つのスイッチを同時に回すと、すごいことが起きます。
みんなが元気に自立し(予防)
その元気な人たちが誰かを支え(社会参加)
足りない部分を最新技術が助ける(テクノロジー)
この「3本の柱」が揃うことで、少子高齢化という厳しい現実は、みんなが自分らしく輝ける「希望の物語」へと書き換えられます。
私たちは、この方程式の**「予防」と「社会参加」という2つの大きなスイッチ**を一気に入れる挑戦をしているんです!
そう思うと、妙な元気がまた出てきました。
こんなに学ばせていただいた気持ちを社会に還元
この後の研究計画を書き上げていきます・・ やるぞ〜〜
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参考資料: 各国の高齢化率の進み方

引用:朝日新聞 2024年9月16日