旅先
なんで、そんな所に行ったのか・・理由は2つ。
1 マグマを真近で見たかった
2 バヌアツという国名。私は、「聞いたことがなかったので」行ってみたいと。
「どこ?」 調べると
お隣は、トンガやフィジー。 う〜ん、聞いたことはあるけど、これまた「どこ?」
近くにある国は、ニューカレドニア、パプアニューギニア、オーストラリアやニュージランドなど。ここだそうです↓
(バヌアツは、日本人にはなじみが薄いのですが、オーストラリアやニュージーランド人が遊びに行く場所として人気らしいです。
行き方は、オーストラリア経由が(この時)高かったので、ニューカレドニア経由で行くのですが、
関西空港を出て、太平洋を約90分間飛んだところで、急病人が出て日本に逆戻り。その人を降ろして、給油して再び飛び立ち、ようやく中継地のニューカレドニアに着いたら、もうすっかり夜中。市街地にも動けず空港で泊まる羽目に。すぐに空港も閉められてしまい、外の床で新聞ベッドに包まります。
新聞紙を、機内からたまたま、もらっていたからよかった
「天国に一番近い島」で南の島の洗礼を受けます。虫と、鳥のけたたましい鳴き声。
〜〜バヌアツ1日目〜〜〜
エフェテ島 ボートビラ着
朝まで 新聞紙にくるまって寝た日だったので、ラグーン横のコテージの周りでのんびり過ごします
コテージの横は、通常の現地の皆さんの生活空間でした。そこで
現地のおじさまたちのペタンクに混ぜてもらったり
みなさんの歌合戦を、そ〜っと覗かせてもらったり、この暗さでも皆さんは十分見えることを3日めに知ります
〜〜バヌアツ2日目〜〜〜
エフェテ島 一周のたびに車内はこんな感じです。オーストラリア人のトーマスさんがこの時は一緒でした。
(ここからの写真は合流した方や、出会った方からの写真を、のちにいただくとして・・・数枚ウキペディアよりお借りします)
特に印象に残った経験をいくつか紹介します
<<なま水は飲んだらダメ!そのつもりでしたが…>>
ブルーラグーンに到着。「ここでは、水の青さとターザンごっこを楽しめます」の表示があり、私もトライすることに。
ラグーンの淵で、3mほどの崖の上に立っている、木の枝に釣り下がっているロープがあります。
私の頭の中ではそのロープを掴んで、「あ〜ああ〜〜」と思い切って飛ぶと、ぶ〜んと綺麗な放物線を描いて、一番遠くで手を離すイメージです。
でも結果は、握るだけでその高さが怖い。 しかも学生時代も握力17kgしかなかった私は、すぐに落下してしまいます。(それでも、石がゴロゴロの、岸そばの浅瀬の上は避けましたが…)
日常生活で「なま水には気をつけよう」と思ってたのに、ターザンの雄叫び、「あ〜ああ〜」の最初の「あ」で落ちたため、生水どころか、池の水を鼻からたっぷり飲み込んでしまいました。
〜〜バヌアツ3日目〜〜〜
タンナ島「ヤスール火山」火山ツアー
<<黒と紅の世界 タンナ島「ヤスール火山」>>
本旅の目的地。
そうです!この「マグマ」を私は見に行ったのです。
小さな頃から、ブラジルの従兄弟に会いに行く目的のために、何度も縦穴を掘っていた私。
穴を掘り進めて地球の中央部に行くと、いつかマグマが吹き出すかわからないと思った「マグマ」。
ファンファン福岡で書いてたコラムはこちら
そのため、この数日で飛行機に9回も乗りました!(他にも鉄道、バス)
タンナ島に着いてからは、最後はISUZU やTOYOTAの4WDで、シダ植物が茂るジャングルを進み
とてつもない道のりの悪さと戦います。ゴトゴト、ゴゴゴゴ・・、ダダアダダ・・。そんな音がするほど、地面が割れてる道や、川も車で渡ります。もうこれで十分、ディズニーランドのアトラクションとなりそうです。
そして、エントランスホールに到着。
そこでは、原住民の聖なる場所へ入る儀式と、踊り(一緒に私も飛び続け)を済ませ、さらに奥に進みます
さらに車を別のトラックに乗り換えて、ジャングルから頂上へ進むと
黒い火山灰だけの世界が広がって来ました。
最後は自分らの足で、一歩一歩、山頂を目指して登っていきます。
来た〜〜〜火口!!
すると「もっと、そばに立ちたい」「覗き込みたい」気持ちなのに風が強い。こわごわ、へたれ腰になりつつも待ちます。すると・・・ゴゴ〜〜ドワ〜ン
特に日が落ちて来てからは、別世界
火山灰の黒一色の世界に、マグマの紅が映えます。
そのコンラストに、しばし見とれてしまいました。
ちなみにガイドのお姉さんたちは、everyday everyday のことなので
じっくり見入っている観光客の後ろで。「ハヤクカエロウ・・。まだ〜」と聞こえてきそうな感じで後ろにいます
私らが「日本人だ」と言うと、ガイドのお姉さんが熔岩を指差して、「ショッボイな〜」と言うのです。
きっと思うに、以前来た日本人が呟いた「すっごいな〜」がそう聞こえたんでしょうね。「ショッボイな〜」と…。
ショボクないし。それ、意味が反対だし
<<私はイモト? ジャングルでも野宿か?!>>
問題は帰り道です、嫌な予感が当たります。
ジャングルの中で、なんと車がパンクするとです!! あたりは真っ暗。
しかもドライバーは慣れていないようで、おぼつかない様子に
乗客のフランス人男性も手伝い、私らも懐中電灯で照らしながらの作業するも・・・こりゃどげんもならないのでは・・
しばらくすると、後ろから別のトラックが来て、横を通り過ぎていこうとしました。
おお〜〜その荷台には島に渡るとき、たまたま一緒になった日本人学生3人が見えました!!
「Help me. 助けて〜!」と思わず私が言うと
彼は動いている車の荷台から身を乗り出して、運転席のドアをバンバン大きく叩き、
「HEY! STOP!」と大声で叫び、気づいてくれ
そのトラックのドライバーが、慣れた手つきで作業を手伝ってくれることに
途中で気がつくと、どこから出て来たのか森のなかから多くの原住民が(服は着ています)ワンサカ
真っ暗闇の中から、出て来てワイワイ・・・ワイワイ・・hohoho
この様子が、まるで娯楽のテレビのように、楽しそうに見ながら盛り上がっています
子供達は周りを走っていたり、歌っていたり
そして、タイヤを変えることに成功!の瞬間には、wooooo–と私らも雄叫び
皆で盛りあがりました
バヌアツには、名物の「カヴァ」という飲み物あり、アルコールではないのに覚醒させるそうです
その味は、極マズイ、雑巾の絞り汁のような(どんな飲み物よ!)味らしい飲み物。
「嫌なことは)カヴァを飲んで忘れるか・・・」
最悪、村に泊めてもらうか またもや、ジャングルで野宿するところでした
<<幸せを感じる閾値が下がる経験>>
たった数日だったから我慢できたのだろうと言うことが前提にあるものの、
「冷房ない」「網戸破けている」「蚊もハエも蟻もいる」「部屋に鏡がない」などあったのですが
最初から覚悟をしていたのと、あのにこやかな子どもを見てると
自分が、よりおおらかな気持ちになっていくのを感じました。
○シャワーのお湯は、時々しょぼしょぼ出る。→いまだお湯が出る!浴びよう、ラッキー
○野外トイレは真っ暗がいいか? 鍵どころかドアが閉まらないがいいか? → 閉めて開かなくなるより開けたままが ラッキー
○夜中にゴキブリが何度も私に向かって飛んでくる!→なんだコオロギだった、ラッキー
○自転車を漕がないとパソコンの充電できなかったニューカレドニア空港→普通に充電できる、ラッキー
○蚊も、蟻もいるのは当たり前 → 今日は少ししか刺されない。ラッキー
○ビスラマ語、フランス語、英語が公用語 → 周りの人の博多弁を全部聞き取れるラッキー
まさにこのような経験ありがたいです
成田から羽田へ移動中、偶然会った友人から「薄汚れてるぞ」と言われても、ククク・・・と幸せモード全開。
そのまま帰りはミキファニット西校に立ち寄り、スタッフやチアリーディングクラスの子どもたちを見て幸せ噛み締め。
家に帰りました
この旅で携帯電話をなくしました
ご迷惑をかけている皆様、申し訳ありません
しかしこの旅のせいで、凹みも、最後は仕方ないかと、なんだかへっちゃらに思っていました
ただ帰国後すぐに、成田空港でスタバの支払いや電車の支払いチャージ決済できない、もちろん電話がかけられない、時計もないなど困ること多く、
「あ〜ああ〜」と、とりあえず心の中で、小さくターザンとなり呟いていました
これって、先日キャッスレス生活進む中国で「携帯なかったら。即困るだろうね・・」と言ってた状況です
この旅、何より心強かったのは珍国の女王のコラム https://fanfunfukuoka.com/travel/33068/ で予備イメージして行ったおかげです
女王ありがとうございます