人生拓く
平成30年より10年間、福岡市の中学校テキスト(副読本)に掲載されることになりました。
最初、掲載についての打診のお電話をいただいた時、「わたしですか?」と驚くわたしに
市の方からは、まず子ども達のことを聞かれました
「福岡市の学校テキストなので、もしお子様が中学生ならば学校で大丈夫でしょうか・・」と
とっくに、2人とも社会人で問題なしですが、配慮してくださることありがたいです
わたしが選ばれたのは、本当に稀なことだと思っています
うちは大企業でもありません。会社は常に勉強の身で
MIKI・ファニットがあるのは、いろんなの方々のおかげです。
そんな私でも、思春期になる中学生のみなさんにとって
自分の生き方を考える、きっかけの一つになれたら嬉しいです
わたしの中学校の時の思い出に、若い女性の先生が担当する古文の授業がありました。
先生から、「この物語を読んでどう思うか?」と聞かれたのです。
それはある男と二人の女性の物語でした
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当時は通い婚。月夜の晩に権力者の男性が、新しい若い彼女へと心変わりをします。
ある日、いつものように若い女性のとこへ行くも、その日は振られてしまいます。
仕方なく、元の彼女のところへ行くこととなり、物陰からそっと元の彼女を見ていました
すると、その女性が月を見ながら、歌を詠みます
「あのかたは今宵も(新しい女性の元へ)お出かけされてるだろうが、どうぞ道中、お怪我がないように」
そんな歌を聞いた男性は『なんて素敵な女性なんだ』と、その彼女のところへもまた通うようになりました
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「さあ、皆さんはどう思う?」 そう聞かれても、誰も発言する人はいませんでした。
『どんな意見でもいいから、言ってみて』の先生から数回出てくる声に、わたしはつい手を上げてしまったのです
「その昔の彼女は、賭けにでたんだと思います。 月夜で男の人がもの影にいるのが見え、ひと芝居うち
ここでこう話したら、『私のところに戻って来てくれたらいいな・・・』と、願って賭けに出たんだと思います。
功を奏し、よかったな・・」と言っていたら、先生に遮られ、すごい剣幕で怒りだされました。
先生 「何を言っているの?!これは優しい気持ちの女性の話です! 」
私 「私は、なんでもいいからと促され発言しただけですが・・。」
先生 「あなたのは、中学生らしくない 」
私 「どう言う考えが中学生らしいのですか?」
先生 「そ、それは・・でも少なくとも、素直に物事を見るが大事です!!」
私 「私は素直に見てそう思いました。そもそも古文は当時の方がどんな思いで書いたか、後世の人が解釈してるもので、本当にそう思ったかどうかはわからないのでは?」 そう、淡々と先生に言ってしまったのです。
先生 「・・・はあ!?・・・」
怒った先生は泣いて職員室へと帰って行きました。 「謝ってた方がよくない?」と、どんなに友人から言われても、私には何が悪かったのかよくわからず・・・
アタシワルクナイモン(たぶん) のまま、先生が帰ってこないので、みんなに言われ、仕方なく、心が全くこもっていない「ドウモ スミマセンデシタ」 を形だけ言いに行った事あります。私は、ごめんなさいの心どころか、子どもの意見や考えも聞こうよ。発言しなくなるよ。(しかも、そんな事で泣いたらいかんやろ生徒の前で、職場放棄・・・)と思ってしまう中学生でした。
今思うと、いわゆる「中2病」だったかと。かなり生意気な言い方したんだと思いますが、
この話は保育科の学生の授業で、「子どもの話を聞こうね」の回でする話です。
あの時の先生からすれば、授業のネタにされるし、「なんでこんな子がテキストに載ってるのよ・・・」ですよね。
さて、中学校テキストの題名を今日、知りました。
「私らしい生き方」
「私らしい生き方」 か
それって、なんだろうと考えながら生きていきたいと思います。
ちょうど、昨年、西南大学学生への講座をしてた、感想文が昨夜届きました
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MIKI・ファニットは存じ上げていたので、子ども時代のスポーツができることがどれだけ大事かの話と思っていました
「『鉄棒や跳び箱ができなくっても、死にゃ〜しない、人生困らないよね』と最初に言われ驚きました。そして嬉しかったです。
できるに越したことはないけど、もう使うこともないしと思っていましたから。
でも、「出来ない人の見本と前に出された」の太刀山さんの話を聞いているうちに、今の自分にも考えさせられることがあると感じました。
私は、できることだけをやって、出来ないことは初めからしない。苦手なことは諦めが早い、そんな自分を少しだけ考えてみようと思います。
好きな事、苦手な事、好きな事、嫌いなこと、就職まえに少しだけ考えてみようと思います。
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私が、何か役に立てる事があるんだと嬉しかったです
そして今朝は、Women’s Fridayと銘打った、ヒルトン福岡シーホークホテルの新しいスタディプログラムのキックオフ講演に呼んでいただきました
外国人スタッフも多く、同時通訳入りながらの講演でしたが、私の話の中で、思いにリンクされるところがあったようで、子育て中の通訳の方が途中でうるうるっと、途中から泣き声が入りだし、通訳が途中交代すると言うハプニングもありました。
私でお役に立てるなら。なんぼでもお手伝いします
私も多くの方にお手伝いしてもらっているので・・・・