グランチア for 50代からの人生
「がんサバイバーとは何事か。」
12月9日、グランチアの新チーム「キューティズ」がRKBテレビ【タダイマ!】で紹介された夜、一本の電話がありました。
お話を伺うと、闘病の末に奥様を亡くされた方からのお叱りのお声でした。
「病と闘うことに“サバイバー”なんて言葉を使うべきではないのでは?」
お電話を受けたスタッフは、チーム結成の背景やメンバーの想いをお伝えしました。「病になったのは辛い。でも、明るく笑い飛ばしたい。私たちの元気な姿を見て、検診の大切さを伝えたい。」そんな声から生まれた「キューティズ」。
すると、先ほどまでの厳しい声が次第に和らぎ、「そうなんですね……分かりました」と静かに電話を切られました。
チームのメンバーから、こんな素敵な言葉が飛び出しました。
「がんって言葉を“ガン”って言うから暗くなるのよね。もっと明るい名前にしたい。『ピュン』とか『ポン』っていう言葉ならどう? ステージ3だって、私たちは『ポンポンポン』、『ピュンピュンピュン』なのよ~!」
こんなふうに、病気をも笑顔で跳ね飛ばそうとする言葉の力に、私は思わず「なるほど」と感心しました。深刻な状況でも、言葉一つでこんなに前向きになれる。メンバーさんたちの明るい発想が、周りにも笑顔と元気を広げていくのです。
グランチアのメンバーは、人生の中で大きな出来事や苦しみを経験された方が多いのです。
それでも彼女たちは、「応援することで自分も元気になりたい」と新たな一歩を踏み出します。そして、「やったことのないことに挑戦してみたい」と明るく笑い飛ばしながら、自分自身を取り戻していくのです。
がんサバイバーという言葉には賛否があるかもしれません。しかし、「サバイバー」は、病気に負けずに前を向き、日々を楽しもうとする姿そのものです。
「病気になったからこそ、今を明るく、笑顔で生きたい。」
「私たちが楽しんでいる姿を見せることで、誰かの希望になりたい。」
これは、ただの言葉ではなく、前向きに生きる強さと覚悟の表れです。
「傷を舐め合うのではなく、共に乗り越えていく仲間」
私も、キューティーズの存在はその見ている人へ届くメッセージがダイレクト
その姿を皆さんに見てもらうのが大事だと思っています
と語るチェリーさんは、入院中も、退院する人をポンポン振ってお祝いをしていたそうです。
人応援しながら、自分自身を応援してもらっている
女性の健康支援メディア「チアーズビューティー」の代表・上田あい子さんに、言葉について話を伺いました。
「ご本人たちも、私たちも“サバイバー”という言葉を使っていますよ。」
言葉や表現には人それぞれ感じ方があるけれど、私たちが伝えたいのは、**「笑顔で生きることの大切さ」**です。
これからも、私たちは真摯に、でも明るく活動を続けていきます。「ポンポンポン」と軽やかに、自分たちを応援し、また誰かを応援するために――。
テレビの追跡取材も続いていきます。彼女たちの明るい笑顔と、応援し合う姿が、きっと誰かの力になると信じて。
チアの魔法は「ポンポンポン」「ピュンピュンピュン」~がんと向き合う明るい挑戦者たち~