教育研修
この夏、教員向け研修を担当しています
幼稚園、保育園、指導者向け研修会など
冒頭で子どもの体力低下について話すことがあるのですが、その原因には幼少期の体験不足があげられます。
例えば、園庭で遊んでいた子どもが、手を洗って教室の中に入るのに
大泣きしていたという話をしています
自宅では、手をかざすだけで自動的に水が出てくる手洗いになれた子どもが
洗い場の蛇口を初めて見て、「怖くてさわれない」と泣き出したというものです。
この話を受けて・・ある園長先生から話を伺いました
うちの園では水道の蛇口を使っています
3歳児でやっと捻って開けることを覚えた子も
今度はキチンとしめてしまうことができないので、水がずっとポタポタ流れている
そこを年長さんがまるで係のように、「こうやって最後までしめるんだよ」
この話から、何を感じるか・・・
いくつもの教育ポイントがある気がします
運動面から、言えば
いかに日常生活で動かないか、考えないか
お風呂を沸かすお手伝いもワンアクションで終わってしまいます
となれば、意識して、何か考えて自分から動く機会を作っていくのは大事だと思うのです
他にもこの蛇口の話は、学びのポイントがあります
発達心理面から、社会性、防災などのリスク管理の面からも
そして、そこには、『子ども時代の様々な経験』がまず必要なんだなと感じています
意識して、経験の場を、環境を考える
一緒に動く仲間が増える、大人が増える。そんなお手伝いできるのはやりがいです
研修終了後の先生の表情、見るのがやりがいです
研修内容は
・やる気を引き出す指導法
・子どもの、先生のコミュニケーション力をアップ
・親子レクリエーション指導ポイント
・発表会で使える振り付けポイント
・先生自身のキャリアや健康を考える などおこなっています
↑ こちらの様子は糸島地区幼稚園連盟の研修の様子です
今回はミキファニット人材開発の中道からは、先生としての心構えについてポイントを紹介。
(私たちも、教員としてそうありたいと、注意している点を一緒に確認していきました)
彼女はイオンのお客様対応コンテストで、イオンモール福岡伊都で代表となり、南ブロックでも勝ち抜き、九州大会まで進んだ実績があります
指導のポイント、子どもの気持ちを探る、体の使い方を自身が感じ取るなど
先生方自身が日頃の保育で気をつけていることを、再確認+再構築していくサポートをしていきます
「先生が持ってる力を引き出すお手伝い」
先生方の目つきがイキイキしてくる瞬間を見るのが好きです
きっとその前にいる子どもたちに届くはず
最近の研修は
福岡県全体の幼児教育者向け、筑豊地区保育士連盟、糸島地区幼稚園連盟 など
また 今からは…
筑後保育士連盟、長崎県健康運動指導士会など
学校関係でお邪魔したのは
近畿大学保育科、久留米大学 など
新たなに手法を加え、LEGO® SERIOUS PLAY®を使っての研修もできたらと考えています
楽しみです