講演・メディア出演
「幼児教育者と大学の先生はどっちが偉い?と思われていると思いますか?」
こんな事を幼稚園の先生や保育士の先生に聞くなんて、喧嘩をうってるようなもの
でもそんな事を言う私には、理由がありました。
アクシオン福岡、福岡県科学情報トレーニングセンターにて、やる気を引き出す運動遊び 福岡県幼児教育指導者研修で理論と実技と1日研修を担当でした。会場に入ってびっくりします。そこには大きく引き伸ばされたポスターとマスコミに紹介された記事で、大きなアリーナが埋め尽くされています。
こんな会場の中で仕事とは・・・。アクシオンのみなさま、この準備、大変だったことと思います。ありがとうございます。
この講座は、主催側も驚くほどの反響だったそうです。
募集をかけた瞬間、あっという間に参加者が集ったとか、
そこで人数枠を増やして、部屋を広げたものの「もう入りきれない」と断ったかたもいたとのこと。
「もうアクシオンの講座に申し込みに入れなかったので、うちの地区でも同じ講座をして欲しい」と、
急遽、県の東部にある筑豊地区の連盟からも依頼を受け、別に伺うことになりました。
県教育委員会の出先機関でもあったため、学校現場からの出向が多いのがアクシオン福岡の先生方。
講座終了後には、数々の現場のお話も聞かせてもらい、また今回の講習の反応に「学校教育の講習はかなり多いが、幼児教育者は情報が足りないのかも。」と痛感したと。
教育研修会について、私の願いがあります
〜教員には『現場対応力』が必要〜
私が担当させてもらうのなら、運動遊びネタの紹介だけには、したくないと思っています。
ネタが欲しいだけならば、今は、本やネットで、すぐに見つかるものです。
でも、それには、教員としての『目』が大事。せっかく良いものを見聞きしても
「これはうちの園では条件が違うからできない」
「部屋が狭いからできない」
「年齢が違うからできない」
と単に思う方がいたら、勿体無いです。
教えてもらった事を教えてもらった通りに再現していては、応用力が効きません。
特に幼少期とシニア期の方々は、本音で生きています。動物的、野生の勘に優れています。
先生として前に立つ人を瞬時に「場の群れのリーダー」かどうかを判別してきます。
私は、『現場対応力』が、教員の腕の見せ所だと思っています
野生の勘が優れてる方を対象の場合、
現場で起こることはイレギュラーの連続です。だから現場対応力が必要なのです。
だから、先生方にとって「考えるのヒント」をできるだけ伝えたいと思っています。
MIKI・ファニットでは、主運動の前に必ず「ファニットtime 運動遊び」が入ります
一見、ただ遊んでいるように見えても、理由があリます
これを保護者にわかりやすく伝えられるかどうか?大事です。
「『教育理念』と『理論』を元に、このカリキュラムで、ここをしています」。
それらを、保護者にわかりやすく説明責任をもつことが、また教員としての役割だと思っています
だから教員も勉強を続けることが大事。
世の中は変化するのと、自分の頭でしっかりかみ砕かないと出てこないもの。
素敵な先生は、本当にいろんな勉強をしている人が多いです。
だから、なんだか悔しいんです。
「幼児教育者と大学の先生はどっちが偉い?と世間は思っているか」
どんなに勉強して保育園や幼稚園で仕事をしても、大学の先生の方が偉い?
年齢の大きな人に教える方が、グレードが高い仕事と単に考える人が多い気がします。
これは私自身が、専業主婦として地域サークルの立ち上げ、やがてNHK福岡に出たり、大学で教えるようになって、残念ながら肌で感じた事です。
保育士というと、「子どもの世話してるだけの人ね」と言われると聞きますが
上や下はないですよね。
ましてや、幼児教育は人生の最初に「しぇんしぇい」と言ってもらえる仕事です。
人生のスタート時期に、昼中、家族よりも長い時間一緒にいるかもしれない大人。
だから、ひとの人生に与える影響はすごく大きいのです。
保護者に信頼され、子どもの教育を安心して任せてもらえるように、
自分たちで自分たちの価値をあげていくことが大切だと思っています
自分たちの教育のよりどころとなるもの。
それが理念と理論があると思っています。
要望あれば、私でよければ伺います。
折しも今日は、健康運動指導士の資格更新講習会でした。本日は私は福岡県の事務局でした
この健康運動指導士、5年に一度の更新講習会が開催されますが、対象は中高年やシニア向けの運動指導講座が多いのですが、
教員生活25年!今日はスカッとしました。
なんと、冒頭講座に、厚労省関係の増田和茂先生より、『子どもの健康』がててきました。
私は、思わず「そうでしょ!!」と、ガッツポーズでした。
「元気な高齢者になるには、そら子どもからスタートやもん」と、言い続けてきてよかったです。
今、幼児教育は見直されてきてる時かもしれません。
(ちなみに『教師生活25年、苦節25年…』、て、だれか言ってたな」と思ったらど根性ガエルの町田先生でした 笑)
幼少期に運動遊びを通して身体を動かし、
自分のことを好きに、「前向きな心」と「動ける体」を育む土台となリます。
この時期で人生が変わるとさえ思っています。
そんな大切な時間を届ける教員と、保護者に届けたいものがたくさんあります
お互いの信頼感を生むことができるように。
ぜひ、お手伝いさせてください
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