やる気
やらなくちゃいけないことがたくさんあると、憂鬱になる
わかっちゃいるけど面倒くさい、そんなことはないですか?
私は、今、西日本新聞主催のライター養成講座に参加しています。
月に2回2時間、「これなら時間的に行ける」と参加してる講座は
30〜50代の女性が10人ほど参加しています。
基本の書き方、ポイントを絞った書き方など学んでいます。
この初回から、家でする宿題をと課題が出ているのですが、講師が話すその内容は
「文章の書き写しをまずやってみて。騙されたと思って・・・」とのこと。
分量的に長い文章ではないので、日々、ちょっとの時間でできるのですが
正直言うと、最初は、「え?!ノートに書き写す?めんどくさい」と思っていたのでした。
考えてみれば近頃、資料つくりも、メモを取るのも、全てパソコンやスマホで。
このような、そのまま『ノートに書き写す』経験は、思い返すと、大学入試の受験勉強のとき以来ではなかろうか?
「小論文対策に、小林秀雄の文章を書け」が、当時は流行っていたような。
そのとき以来かもしれません。
手書き! しかも縦書き! 日頃は横書きばかりで、なかなか縦に書くこともないもの。
他にも実際にやってみたら、戸惑いが出てくる・・。出てくる。
あれ?この漢字、どう書くんだっけ? 書き順は?
『。』はどこにつけるんだっけ?
一文字下がるんだったかな?
字が下手だ
あれ?一行に収まらない
始めて2週間が過ぎ、不思議な他のことにも気がつきました。
この作業をしたあとに、仕事の考え事をすると、なぜかいつもよりスムースなんです。
あ〜〜、面倒だと思うことをやらねばならないとき、この書き取りをしたあとだと、なぜだか進む。
どうも、先に手を動かしてるのがいいみたいです。
これは、いわゆる『作業興奮』というそうです。
そのときに動くのは脳の側坐核。
この部分は作業すると、興奮し活発に動き出しので、人のやる気に繋がるとのこと。
心の準備運動。私の場合では、このものを書き写す作業が
よし、今から仕事するぞ〜となる、心の準備運動のひとつとして、有効なようです
さて、この宿題は3ヶ月続きます。
3ヶ月後、どうなっているのか
わからないと言われた文章も少しよくなり、私は少し賢くもなってるはず。
(・・・はずと思わないと、続けられない 笑)
そうなんです。これが私の学習法なんだろうと思います。
実際にやってみて、ぶつかって、こけて考え、また進む
そんな体験型学習しかできない、わたくし太刀山美樹
「信じてやってみて」と言われたことを素直にやっています。
しかも、この作業が他の仕事のやる気を引き出す歯車にもなっているなら、かなりお得
(と、これも・・・はずと思わないと、続けられないので 笑)
自分に何が残っていくのか楽しみです
より要点を絞ってまとめるため
散文しがちな私の頭を整理して、相手の方に伝わるようにわかりやすく、書いたり話したりできるようになる
少しずつですけど、大人の階段登ります
#西日本新聞