学んだこと
国の宝にならんか?
すっかりやられました
株式会社KMユナイテッド
竹延幸雄社長
塗装の仕事は人気なく、人材募集をしても(採用したいのに)人が全く来なかった
職人は70代ばかり、素晴らしい技能があっても引き継ぐ人がいない
さあ、どうする?となった時の社長の行動は・・・
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「見て盗め」という職人の作業、を全て業務分析したと言うのにしびれました。
技術を洗い出し、分類し、その難易度を簡単なものから習得へ
その習得方法も工夫し、スキルごとにわかりやすい教材ビデオを作成。
難易度の簡単なものからマスターしていき、ログに残すことで自分の成長がわかるようにしていく
結果、技術の習得が早くなり、若い女性の活躍が増えてきたそうです
ここに至るまでの準備、試行錯誤。きっと膨大な気の遠くなる作業。
そこで、性別、年齢、国籍、も関係ないダイバシティマネジメントで、生産性の向上を徹底的に目指す
企業は本当に人の育成にかかっていると思っています
特に中小はその一人一人に大きくかかっています。戦力。嫌という程感じます
「入社後の姿を想像させる」
「10年後でなく3年後の自分の姿を見せる」
「働いて3年以内に面白いと思えるように」
「キャリアアッププランを考える」
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講座を聞いて「なるほど!」と思い、私はそのまま会社にとんぼ返り、
一緒に研修の予定を組もうとしていたスタッフにすぐ相談しました。
人材不足の時代、人に活躍してもらうにはと、ちょうど考えている私にとって大きなヒントばかり。
ありがたかったです
「やれることはすぐやってみよう」
成長する私たちの姿が、子ども達への刺激になります。楽しみです
やれるかどうかは、社長の本気度次第
この講座は福岡県男女共同参画センターあすばるで開催の、いきいき女性塾の公開講座
今回6期生となる講座は、8ヶ月もの間、実に多様な角度から学べる贅沢なもの。
私は1期生として参加していました。その後、気になる公開講座は業務と重なり、
参加できないこと多かったのですが、なぜかこの回は必ずいこうと思っていたのですが、
それはこの話を聞くためだったんだなと思いました。
〜他にもチェックしたのは〜
・スタッフの健康を考え、シンナー入りの塗装材も変えた
・女性もシニアも使いやすい機材を開発した
・社内保育園を作った
・入社面接は夫婦で
・ビジネススクールとの連携
〜事業機会として〜
マンションや建物の外壁にタイル張りはなくなってきてるそうです
タイルにするとその点検を、10年に一度は足場を組んで行わなければならず、それは膨大な費用に。
安全面からも、デザイン、コストからも、実は塗装で勝負でき、いろんな表情が塗装でできるとのことでした
そう思うと昨日、確かに街を歩いていて、古いビルの外壁タイルが剥がれているのを見ました。
なるほどな・・・
2016年経済産業省 新ダイバーシティマネジメント経営企業100選
日本生産性本部 女性パワーアップ大賞 受賞