教育トピックス
私はいま近畿大学の通信保育科の集中講座と、西日本短期大学保育科の身体表現を15回、担当しています。
子どもの運動教育に関わって、子どもにレッスンをした回数は18000回、
学校の講師となって、23年。先生として未熟だった私ですが
小さいながらも経営者、また幼稚園研修など担当するため現場で必要な人材は痛いほど分かります。
みんなが現場にでたときを考えて、毎年少しずつ、自分なりに授業内容をバージョンアップし、
カリキュラムを考えています。
初回の授業で、私のおもいを学生に伝えます。
私の本業は、経営者。芯の強い子どもを育てる。
本来なら自分の現場に張り付いていたい。でも、
子ども達がそうなっていくためには、周りのおとなが大事と思うので講師もしています。
わたしは真剣です。(自覚はないけど暑苦しいようです。)
内容に集中したいからと、2つお願いがあります。
1。自分で決めてください
太刀山から学ぶ事がないと思うなら、外れてもいいです。
この講座は聞くだけではない。子どもの気持ちになったり、人と考えたりするので、
嫌だという気持ちがあると、人の学びも奪う事になるので、自分で決めて外れてください。
また、大人のみなさん相手に、服装アクセサリーや持ち物などを注意するなどに注力したくない
子どもの前に立つ時に、どんな先生がふさわしいか?なぜそうおもうか?考えて自分らで決めてください
(すると自分達でいい意見がでてきて、子どもへの危険防止で・・アクセサリーははずそうなどでてきます)
2。自分で事前にどうにかする。
何か困った時、自分でまずどうしたらいいかを考えてトライしてください。
例えば、授業に必要なものを忘れたときには始まる前までにどうにかする、どうしたかを事前に伝える。
わかっていたのに(何かのせいにして)そのままが、一番よくないと思っています。
さて、ある学生の話しです。先生!と、授業前の休み時間に話しかけてきます
「学校にくる途中に、あ〜!?と驚くことがあったら、赤いジャージが青くなっていたんです」
「そんなん?不思議やね…」
「そうです…。不思議なんです」
たぶん授業で使う赤いジャージが、紛失したのではないかと思われる学生です。
今日はなぜジャージが違うかを、あれこれ理由を毎回考えて、始まる前に私に言いに来ます。
お尻の、アヒルのアップリケは、破けを塞いでるそうです。
本当は、ジャージが紛失したのをそのままにして…と叱るべきかもしれないのですが、
ルール2の基準にはあっているので、笑い飛ばしてとりあえずそのままです。
なぜこんなルールにしてるのか?
当然、社会に出たとき、現場のユニホームを忘れた着ません。は、ありえません。
でもなにか困ったことがあったとき、そのまま事前に何もせず、黙っていて
起こってしまったあとで、いよいよとなって上司に
「○○になりましたー。どうしたらいいですかー?」じゃいけないと思っています。
自分でどうにか、考えてみる。
これって大事だなと思うのです。
アホみたいなことしてるみたいですが、実はそんなコトを考えてて
1年生の前期に学んでくれたらいいなと思っています。
(いまから実習などが入ってくれば、必要です。ウエア、最後にはどうにかすると思います)
さて、
来週までの保育科への宿題は「出産」。
1歳児までの赤ちゃんを連れて登校を話してくること。
親ばかになってくること。
みんながそれぞれ考えて、どんな赤ちゃんを考えて連れてくるのか、今から楽しみです。
西日本短期大学保育科の学生はピカイチになって現場にでていきます
預ける保護者のみなさま、安心して御任せください
そして、書きながらわたしも気をつけなきゃな・・・と思っています