「運動のできない子の見本」と学生時代に先生に言われ、
何度でも挑戦する気持ちを大切に、芯のつよい子を育てる運動スクールを起業していった太刀山美樹です
学校で取り組まれる運動のなか、冬に多いのが縄跳び。
単縄と長縄があり、上手い子にとっては屁でもないのですが
苦手な子にとっては苦痛の時間
今回は<長縄の縄跳び>を考えてみたいと思います
苦手な箇所はいくつかあるのですが・・・
まず、最初に難関がやってくるんです
「縄にはいるのが恐い」
かつて、ダブルダッチを広めたく、講師をよんで講習会を主催したものの、
初回で最後まで、跳べず
だから…子どもの気持ち、私はよ〜くわかります。
みんなが縄の動きに合わせて
「ここ!ここ!ここ!」とタイミングを教えてくれるけど、私からすると
「どこ?どこ?どこ?」となってしまう。
どんどんみんなが上手くなる中で、自分が跳べないプレッシャーはひどい
応援の声の「ここ!ここ!ここ!」が
ああ〜〜〜〜〜〜プレッシャー
頭でついつい考えちゃう子も多いと思います
「こんなのできるやろうもん」の言葉は飲み込んで
遊んでいるうちにできるようになる
ビビる子向け、恐さなくなる言葉かけを考えてみました
大縄にはいる声かけ
<入るのが恐い子>
1)口が一番大きく空いた瞬間にはいろう
大きく「あ」の形に口をあけて見せ、この中の真ん中に入っちゃおう。
タイミングはおもちをつくのと一緒だよ
①「あ」見せる ②人差し指を突っ込む
③「ん」口を閉じる
①「あ」見せる②人差し指を突っ込む
③「ん」口を閉じる
①「あ」見せる②人差し指を突っ込む
③「ん」口を閉じる
上にあがる時、空間が一番大きくなります。
ゆっくり回してあげ
慌てず、大きく口があいた時に入ってみる。
口が一番大きいところ(縄の中央)にはいってみる
2)追いかけて入ろう
縄が向こうに行く瞬間に、「へ、へ、へ…縄さん、おじゃましますよ。こんにちわ」ついていくといいよ
<ひっかかる>
1)印のとこまで行こう
大縄を伸ばしてたるませて見せて、この縄が回ると端っこにいくほど、高く跳ばないといけない事を確認させます
どこで跳ぶと一番ラクに跳べそう?
そう、このバッテンの印のところで跳んでみて
ここまでおもいきって走って飛び込んじゃえば、あら不思議
なぜか跳べちゃった
外で練習するときは、みき先生は鳩のうんこの上で練習したらできるようになったよ
①その場でとぶ
まずはみんな練習する為の「MYうんこ」の印を自分で見つけてその上で跳ぶ練習
少し離れたところから「MYうんこ」に飛び込んで、跳ぶ練習
すると話しておくと、「うんこ、うんこ、うんこ」とリズミカルに言いながら子どもが笑って跳んでくれます
でいてさ・・・
みんなで跳ぶときは、高く跳べるひとが端っこに挑戦してくれるといいなあ・・・
あ、みき先生の独り言でした。
とわざと言っておくと、大縄をみんなで一緒に跳ぶのに挑戦する時は、
子どもが自分の力に合わせて場所を選んでくれます。
子どもってスゴい可能性を秘めています
これができれば後は、どうにかなります
最後に・・実は大縄跳び・ダブルダッチは、回す人がうまいと、どんな人でも、2歳半でも80歳でも跳べちゃいます
それは回す人次第なのです
今まで跳べないと思ってた子どもの「できた〜〜〜」の笑顔が見たくて、私はかなり練習しました。
でも、回すにも「ひとりでは練習できない」と思う方へ
いや、これが出来るんです ひとりでも・・・
例えばガードレールに、縄の片方を結びます
きれいな山を描き、きれいな同じリズムの縄の音がだせるように練習すると、
相手の力がない中なので、あなたの腕次第。
きれいな山をめざしていくとかなり上手くなります
ちなみに私は、仕事と家事がおわった夜中に
家の前で、ずっと練習していたら、近所に不審に思われ、うちのじいちゃんに通報されました。笑
恐かったんでしょうね。夜中に、タンタンタンと聞こえる縄の音。
しかも、(子ども達が「やった〜〜」と言ってくれるのを夢見て)
ニコニコ笑いながら、「へへへ・・・」と言いつつ、縄を回す女の姿。
ご近所のみなさま、すみませんでした・・・笑