MIKI・ファニット for キッズ
私が代表をしているMIKIファニットは、福岡市内を中心に活動している運動教室です。「芯のつよい子を育てる」ことを目標に置いています。
そのためには、私たちおとなは子どもに対してどう接したらいいのか?
べったりすぎても、放しすぎても…と 親としても子育ての悩みは多いもの。
大人と子ども、果たして、どのくらいの距離感がいいか?
これは。私自身も悩んでいました。
教師として24年(結婚前2年+22年間)、保育園〜大学までの特別講師を含む非常勤講師)をしました。母親としても、今24年間。
そんな中、小学校4年生ぐらいから、また中学高校で苦しくなる子どもをみていました。
ある大学生からの話しです。
小さな頃は楽しかった。
うまくできるとママが褒めてくれて
褒めてもらいたくてがんばった
そしたら、いいところにはいれて…
でもはいると、周りにはすごい人が多くて
そこにいると
がんばっても、成績は上の方になれなくて
ママをがっくりさせたくなくて
がんばるけど、うまくいかない
でね…全部イヤになった
そしたら…そんな自分がイヤになって
今だから言える事だけどね…
これは学校に行けなくなった子から、聞いた話しです。
その子が言うんです
ママの気持ちがわかるだけに、悪いなとおもうけど、
どうしようもなくて、しんどかったと
子育てのゴールをどこにおくのか?
私たちミキファニットのおもいは未来へ向かっています。
運動で未来を語る?なんて、大げさな…そう思われるかもしれません。
でも今、子ども達を取り巻く環境には、さらに大きな社会変化が起きると考えられます。
多様な人といっしょに仕事をしていくことも考えられます。
そんな中、折れない(=柔軟な適応できる)でいるためにも
まず自分の「芯を強くすること」が大事だと考えています。
私たちが、子ども達に運動を通して学んでほしいことは三つ
1 何度でも挑戦できる
2 自分の事を人前で表現できる
3 思いやりを持ってチームを作れる
0歳児からシングルエイジ期に力を注いでいますが、それは親子関係の礎となる時期だからです。
0、1、2歳の親子でおこなうファニットでは、体育、リトミック、絵本、幼児教育(文字・数・色)、子育てのポイントなどを総合的に学び、親同士の情報交換の時間もプラスし、発達心理学で言われている、親子の愛着をつくり、安心の基地の形成を目指しています。
ミキファニット姪浜校 中道スクール長の1歳児クラスを見学しました。
中道は、保育士主任として10年、また母親として、スクール長として、その指導のひとつひとつに、理論と愛情がこもっています。
その様子の1例として鉄棒を今日はレポートします。
高さのある鉄棒にぶら下がり、3つ数えて手を離し着地する。
1歳にとってはすごい冒険です。
ドキドキしながら挑戦する子どもに、まずは先生が対面で指導します。
しっかり子どもと目線をあわせて、
「先生が見ているから大丈夫だよ。トライしてごらん」
そんな先生のココロの声が、しっかり子どもに伝わっています。
歯を食いしばって、がんばっています。
何度か繰り返した後、
今度は指導者は子どもの背面に周り、お母さんが正面に変わります
子どもががんばる表情を、お母さんも確認します。
(実はお母さんも、子どもの挑戦にドキドキしてたかも…)
先生の補助も変わって行きます
子どもができたあとは「できたね〜!!」とお母さんもうれしそうです。
今度はお母さんがにっこり目を合わせています。
さらに自信をつけた子どもは、自分でトライしていきます。
先生は後ろから、そっと手を差し伸べるだけ
するとお母さんも、一定の距離感で子どもを応援。
「でもね…なにかあったら、お母さんが手を差し伸べるよ
やってみたらいいよ」
そんな愛情いっぱいのココロの声が聞こえてきます。
見ていて思いました。
これが、まさに私たちの理想とする姿です。
子どもはなんと言っているか?聞こえてくるのは
「見て~」「できた!」「またやってみるね!」ではないでしょうか?
失敗を厭わず、挑戦してみる。
たまに失敗する事があっても、工夫してみる。
そこから、何度でもがんばる気持ちが生まれてくるのでは?
幼少期に一度身に付いてしまえば、この「自燃型挑戦サイクル」は、勝手にずっと回りだすと考えています。
だからこそ、私たち大人も、子ども時代の挑戦にちょこっと距離をおいて見守る。
燃料が不足したり、機械が故障したときに、周りが補助する。
(ちゃんと見ているよ。応援しているよ。困った時は手をさしのべるよ)
子どもの才能を信じ、おとなは一定の距離を保つ。
そんな事を実現したいと思っています。
私の役目は、
保護者が、安心して距離を保てるような場をつくっていくこと。
これを私は誠心誠意おこなっていきます。
いつまでもゼロから起業を言うててもあかん!と思っています。
経営者として
今だけでなく、先をみて行動する。常に理念に戻る。
時に身を切る決断も必要です。
運動を通じての未来の人材育成を私たちはしています。
速やかならんを欲するなかれ、
小利を見るなかれ。
速やかならんを欲すればすなわち達せず、
小利を見ればすなわち大事成らず。
論語より
昨夜は、仕事に対する思いを友人とも、夜遅くまで暑苦しく語りました。
私の「自燃型挑戦サイクル」も、こうしていろんな方のおかげで回り続けています。ありがたや…。
今日も博多阪急の1歳児クラスからスタートです
思いをこめておこないます。
女松岡修造 暑苦しくてみんなごめんね。冬だからいいか…。
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