ウエルビーイング
50代からのグランチアのメンバーが「ミニスカートをはいてる姿を見たくない」と言われた記事が炎上した話を前回したのですが、
話題はパリ・オリンピックへ。
まもなく開幕するこの大会に先立ち、東京ウイメンズプラザで、 一般社団法人カルティベータ主催、女性スポーツ勉強会#表現するスポーツを考えるに参加。裏テーマ
代表理事スポーツ文化ジャーナリスト宮嶋泰子さん) が挨拶され、
かつてオリンピックで一世を風靡した小谷実可子さんや伊藤みどりさんはじめ、トランスジェンダーや女性アスリートに関する研究者の先生方が登壇していました
オリンピックといえば、私は大学時代にスポーツ科学部で学んでいて周りには、優秀なアスリートが多くいました。新体操部や体操部では、体重制限が厳しく、女子部員各自の体重増減を示す折れ線グラフが、女子部室ではなく男子部員も通る場所に常に掲示されいました。(今では考えられませんが)そのため、現役時代の間はずっと生理が止まった人や、その後、不妊治療を受けることになった人もいるとも耳にしました。
また、当時、陸上のオリンピック代表選手だった同級生は、性別検査や薬物使用の尿検査では、全裸でその場で排尿させられること(すり替え予防のため)を強いられたと話していて驚いたものでした。
都内で行われた女性スポーツ勉強会の講座では、小谷美佳子さんや伊藤みどりさんが、マスターズの魅力について語ってくれました。
小谷実可子さんは1988年ソウルオリンピックで銅メダルを獲得し、その後マスターズに転向。2024年世界マスターズでは、アーティスティックスイミングのミックスデュエットで金メダルを受賞しています。彼女が指導する一般向け(全員女性)チームには、以前、LGBTの男性からの参加希望がありましたが、当時は施設側が対応できず断られたことがあって、小谷さんは気になっていたそうです。最近、同様のケースがあり施設側も対応を考え入会okとしたものの、周りの参加者が難色を示していた。しかし実際にクラスが始まると、和気あいあいとした雰囲気で、チームがまとまっていったそうです。
女性のフィギュアスケート界で初めて、トリプルアクセルを跳んだ伊藤みどりさん。このトリプルアクセルの高さは70センチと男子顔負けのジャンプの高さで、現在の日本男子現役選手でもこれを超えられるのは羽生結弦選手だけだそうです。
今は、2024年アダルトの大会で金メダルを連覇。その演技を見た時、彼女の表現力に引き込まれ、涙がこぼれました。現役時代に比べると少しふくよかになられ、「私はスケートが本当に好きなの!」伝わってきます。この映像をちょうど見た後に講演を直接聞けて、「坂本龍一さんの思いのこもった最期の曲”AQUA”を聞いた時に、私も伝えたい。この曲で演じたい」と思ったそうです。
マスターズの海外大会では「50代60代なんてひよっこ」と言われるほど、もっとすごい人たちが楽しんで出場しています。
私たち50代からのグランチアも同じこと。年齢も関係ない。ミニスカートを履きたいなら履けばいい。何歳になっても楽しむことが大切です。見たくない人は見なければいい。ただ、はじめは好奇心でも、恐々でも、いざ見てみると、見てる人まで、なぜか心がほんわか温かくなるのがグランチアの魅力です。
このなぜほんわかするのか部分がなぜなのか、を社会人女子大学院生の私も研究室でもう少し解明しながら、今後も活動を進めていきます。
いい言葉だと思うと同時に私自身縛られていることもあるはず・・です 気をつけます