人生拓く
子供の番組の人形劇に出てくる、登場人物といえば・・・だいたい可愛いものが多いもの。
子どもが障がいや病気を持っている。 親は薬物中毒、刑務所、ホームレス、エイズに感染している。
そんな事情を抱えるキャラクターが子ども番組に??
え?? ・・・
そこには 『インクルージョン』と『多様性』 という言葉がありました
その番組は、セサミストリート。大好きな番組ですが久しぶりに見ていて、登場するキャラクターに考えさせられるものがありました。
私も27年間、子供の指導に関わっていると多くの子供たちと出会いましたが、改めて、世の中にはいろんな人がいて、その中で子供達は育っている。そのことを理解するということは大切だと思いました・・・・
【ジュリア 自閉症の女の子】
2017年に自閉症のキャラクターが登場
ジュリアは歌うことが大好き、お気に入りのウサギのぬいぐるみを持つ、4歳の女の子。
このジュリアの人形を操作するのは、自閉症の子を持つ女性だそうです。
「息子がまだセサミストリートを見る年齢の頃に、ジュリアががいたら良かったのに」 と60ミニッツのインタビューで語っている様子は
HUFF POST の記事で見ることができます
自閉症への理解が進むように、助けになるのを期待し『インクルージョン』と『多様性』 の言葉の元に製作されたそうです
BBCニュース参照
特性を理解した上で エルモとジュリアは仲良く遊んでいます
Sesame Street: Play Peek-A-Boo with Elmo & Julia
パターン遊びも好き 明るい女の子
【カーリー ママが薬物中毒 里親と暮らしてる】
アメリカの子ども番組「セサミストリート」は、登場キャラクターの母親がオピオイド中毒という設定にすると明らかにした。オピオイドは処方鎮痛剤やヘロインなどに含まれる化合物。
同番組には2019年、里親制度で養育されているカーリーというキャラクターが仲間入りしたそうです。
https://youtu.be/T2e7e2Hpb7I
映像を見ながら、うるっとしました
カーリーについては今後のエピソードで、母親が「大人の問題」を抱えているために里親制度に入っていることが明かされるという。
(AP通信によると、アメリカでは11歳未満の子ども約570万人が、薬物中毒の親と共に暮らしているという。)
BBCニュース参考
【アレックス パパが刑務所にいる 】
Sesame Street: Little Children, Big Challenges: Incarceration – What is Incarceration?
(連邦または州刑務所に入れられた親をもつ子どもたちの数は現在270万人とのことで、28人のうちひとりは親が投獄されている勘定になる。)
【リリー ホームレス 】
貧しさのあまりに家を失った女の子
(アメリカではホームレスの子供が250万人以上いると言われている)
【カミ HIV患者 ママをエイズで失くしている 】
病気のことを全く隠さず、快活で明るいキャラクターのカミはユニセフでメッセージを送ってました
カミはいつも、エイズ撲滅を願う赤いリボンを身につけている。性格は忍耐強く、陽気で思いやり深い。こうしたキャラクター設定には、HIV感染者に対するステレオタイプな見方を変えたいとの思いが込められている。
AFB BBニュースより
NAVER まとめ 参照
これらは、正月休みの間にと教材研究をしている時に見つけた映像でした
4月からの新年度の親子ファニットの年間カリキュラムの見直しをするため、基礎資料を様々、調べていた中で、これらの映像が心にすごく止まりました。
娘とロンドンに行った時、何気なく見ていた幼児向けテレビ番組では、ごく自然にワイプで手話通訳が入っていました
日本と海外の事情とは違うとはいえ、MIKI・ファニットにも、実は個性ある子どもたちもきています。
知的や耳などの障がいの子もいますが、0〜2才親子ファニット世代の保護者の方の中には、うちの子はグレーゾーンで・・・と相談を受けることも多くあります
私どもは医療や福祉の専門機関ではなく、やれることは限られますが、指導をしていく上で、いろんな事情を抱える子どもたちがいることを受け止め、『インクルージョン』と『多様性』 も考えていきたいます。
それは
私どもはダンスや体育のスキルアップはもちろんですが、『教育運動スクール』として根ざしていきたいと願っています
そこには、グランハブ(多世代交流のハブ空港)としていろんな方のお力も借りたいと思っています