MIKI・ファニット for キッズ
春にリニューアルオープンした
2008年にオープン仕立ての頃の以前のブログをみかえしていたら、オープン当時に思ったこんな話が出てきました。
私の子ども達が高校生の時の話です。
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「久々、俺の過去ふりかえってみるか・・・」と 息子が、自分の小さな頃のビデオを、私と娘の横で見始めました。
夜は。ミキファニットの受付を手伝いしてくれてる高校生の娘と遅めの帰宅し、ご飯食べている時のことでした。
「珍しい・・今日のTVは早めについたね」 と笑う。
ちなみに、今、うちのTVは壊れてて、すぐに映像でてきません。スイッチつけても真っ暗。しばらくするとジワっと映像がでてくる。
この待ち時間がはじめは5秒程度だったが、だんだん酷くなり、ついに映像がでるまで、45分かかったため、この前は見ようとした番組がおわってしまったこともある。
ゆっくりテレビを見ることがないのと、よほど見たい番組は着くまで逆算してつけておけばいいかと、
買い直すこともなく、もう1年ほど、そのままほっている状態です。
するとビデオのなかに、1才7ヶ月の娘がでてきました。かわいいなと見ていたら、
「♪あたま~あたま、かお~かお~・・」と歌いながら、生まれたての弟のからだを、触っていた。
あ!! この歌と動きは、いま親子クラスのレッスンで、私が使う定番ネタだと改めて気付きます。
他にも、ビデオ中の、私とむすめのやりとりは
まさに、親子ファニットのネタばかり
「ももちゃん、このひも次はこうしてみよう!丸い形になにがある~?
あったね!見つけたら、触ってこよ~」
そうそう・・・・
夫の給与は、はじめ14万。贅沢はできなかったろうが、当時からお金が足りないと、くよくよした記憶はない。
ビデオにでてくるうちの子達のおもちゃも服も手つくりと、従兄弟たちからのお下がり。
「この服、わたしかわいいね~」と、高校生の娘が自分を見ながらいう
「あ、あれはね。ママの服をリフォオームして。2人でお揃いで・・・」と思い出す。
スカート、ヘアアクセ、ワンピース。。他にもリフォームして色々作ったな・・・。
パパのワイシャツは、お砂場遊び着にすると砂がつかないので、『お砂場通勤着』
独身時代、私の仕事着だった多くのエアロのレオタードでは、ベビー用水着と帽子を7パターンつくり、『日替わり水着』
ビニル袋や 紙広告やひもで運動遊びを考え
知育おもちゃや、紙芝居、布絵本も自分で作り
実家の野菜をもらってくるのと、商店街のお得野菜に助けられ
自分でも、ネギ、パセリを、社宅のベランダに植える。
社宅は西新、西南大学の横にあリました。この環境も助かりました。
周りはきれいなマンション群のなか、築30年以上の小さな社宅の5階。だから家賃もお得。年子の二人抱えての5階までの階段もトレーニングと思えば苦でもなく、唯一の外食は、西南大学の学食。笑 アカデミックな校舎の横を散歩するのも楽しかった。
すぐそばの福岡市図書館にいけば、山のような本に埋もれながら、福岡市博物館のアジアのおもちゃコーナーで遊び、
赤坂の健康プラザや西部ガスのショーの歌は、そのまま歌えるほど、ママチャリで通いました。
我が子を遊ばせながら、ずっと観察し、ノートに書き留めていました。
・こうしたら、子どもが喜ぶかな・・
・こんなことに興味持ってくれたらいいな
・こうすれば、お友達ともあそべる
ネタをノートにかきとめ、雑誌に投稿していました。
するとありがたいことに、ほぼ採用され、図書券を2000円とか、getできるんです。
これが唯一の私の収入で、子どもの絵本をじ〜っくり選んで購入していました。
図書館で借りても、何度もまた同じ本を借りる本を、こっそり買っておきました。
そして、子どもがなにかを頑張った日に
「ジャンジャン~、、ももちゃん!りょうくん! 今日は、ママからビックニュースがありますよーー」
と、サプライズでその本をだすと、二人の喜びも絶好調だった。
「ぎゃ~~ママありがとう~」
本当は寝る前の、ねんねの本のはずが、喜びで、目をランランと輝かしてしまうこともありました。
お金がなかったのもあるけど、おかげで伝わったのではないかと思うのです。
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ただモノをすぐ買い与える事はしない。何が大事か考える。
まず、自分の大事なものをみつけ、比較検討していく。
どうしても欲しいものを手を入れるにはちょっと頑張る。
やってみると(失敗もあるけど)、いいことがある。
喜びも倍増し、大事にする。
大事だから吸収力もちがう。
だから、楽しくなる。
さらにもっとよくする工夫したくなる
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これらの経験がすべて、つながっていったらいいな。
我が子だけでない。社宅で、キャーキャー、遊びながら勉強もしていると
気づくとほかの子どもが、一緒にはいってきてた。
様子を見ながら考えました。
これは、みんなに喜ばれるものでは?
ならば、自分で、教室したい。
子どもの運動あそびの本を自分でかきたい。
そこで社宅のママ友、3人に親子教室をスタートさせていったのでした。
とはいえ、専業主婦の私には知識も経験もない、
勉強したいとずっと思っていました。
でもお金も時間もないまま、大学院に行くなど無理でした。
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先日、オープンしたてのミキファニットに、顔を出してくださったのは早良市民センターのKさん。
「こんなことするとねえ~。まあ、あなたはなんか、しそうやったけどね~」
Kさんは市民講座を企画担当。
興味ある講座を子連れで、市民講座に入れてもらってたのは、私だけでした。
そもそも
子連れ受講をお願いしたのも、私が初めてでインパクトあったらしく、そのうち
「こんな講座も、あなたすきじゃない?」と情報もらったり、
託児付きの講座を紹介された時は、
「可愛くて思わず写真を撮った。『ももちゃんも頑張るから待とうね』と、寂しがってるよその子の面倒もみててね。そっと撮ってたよ」
本来は講座の記録用写真を撮ってたはずなのに、あとからもらって泣いたこともあった。
今日、
福岡県の子育て情報誌から、取材依頼のお話が来ました。
これは県下の関係各所や幼・保育園に配布される本だそうで、とてもありがたいお話ですが
うちのような、オープンしたての小さなスクールが選んでもらえたのが不思議でした。
理由を聞いてみるとどなたか推薦してもらったようでした。
「会社のみんなのおもいがあつくて、子育て応援をいっぱいしてる」とのこと。
この方に推薦をもらったのでは?とおもう方々に、お礼の連絡すると、
「直接私が言ったわけではないがたのしみに応援してますよ」と、あたたかい言葉をいただきました。
がんばろう。
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また初心を思い出しました。
一人じゃできない。このスクール、皆様の応援のおかげで進んできました。
新しいスクールになった今、また粛々と、進みます