教育トピックス
森田伸子さん 「子どもと哲学を 問いから希望へ」を読んだ
それは、息子がもってきてくれた模試問題
「模試の現代文に、すごく考えさせられる文章があって
ミキファニットにも関係あるのではと思ったよ。みる?」
(ありがとう息子)
フランケンシュタイン
主人公のフランケンシュタイン男爵。
彼は自らの力で人間を想像したい、想像主になりたいとつくった人造人間
実験が成功し、命を持って立ち上がった瞬間
「わが子よ」と呼びかけます が
その醜さと、自分の行為におそれてしまい、この人造人間をみすててしまう
この人造人間は名前すら与えてもらえるず、「怪物」とよばれてしまう
「怪物」は、とても内省的で考え深く、情け深い人間らしい存在だったが
作り主からの拒絶をはじめ、幾多の絶望のあと、殺人者となっていく
自分の作り主のフランケンシュタイン男爵に問う
「愛そうとしないのに、なぜつくった!?」
このセリフは胸に刺さります
「産んでくれと頼んだ覚えはない」「なぜこんな子どもを産んだ?」
愛と承認をもとめる子どもの叫び
フランケンシュタイン男爵は怪物を自分の作品としてしか見いだせなかった
だから自分の思惑と違うものができたとわかったときに
何のためらいもなく、その存在を消そうとする
「こんな子はいらない」
そう思ってみると、フランケンシュタインの悲しい物語が
さらに私たちへ、それ以上に語ってるものがあるような気がします
子どもは親の所有物ではない
昨日は、助産師の内田先生のお話をきいてきました
以前 私も高知の助産師の先生の講演会を企画したこともあり
いろいろ考えていました
そんな時間に流れるニュース
1歳と3歳の、2人の幼い子を50日間残して、
ひとりででかけた母親の裁判って話をきくのは、、、
本当に胸がいたい。
ママ、ママと、何度呼んだことだろう。。。
虐待児シェルターにボランティアにいくと
帰り道にはいつも、、おちこんでた
なぜ部屋にこんなものが!?と感じて聞いたことがあります
それは。。鉄格子でした
「こどもたちは、何があっても親がすき。
親もとに逃げ帰ろうとする子がいて危険なので、
この鉄格子が窓についている」
その言葉を聞いて、、帰り道、とめどもなく落ち込んできました
たかが二時間程度の楽しい時間を
この子達といっしょにすごしても、、なんと無力なんだろう。
みなはもう家には戻らず、施設に入ります
3歳から15歳まで、脚から離れない子もいれば、暴力的な子もいました
態度が違っても、頭の上に浮かんでいる言葉はひとつ
「私を見て、私を見て 私はここにいるよ」
だめだ・・ 無力だ
ぐーーっと悩んだあとに、、
私たちができることを考えた
小さな活動だけど、、
成長の土となる乳幼児期に、
この子を愛おしいと思ってもらえる時間をつくる事。
産んでよかった
いろいろあるけど、いろいろあるのが楽しいと
ママがしあわせセンサー感じる
一緒に楽しむ時間を。。
それはなにより、子どもにとって、ココロの栄養になる
子どもが自分の事を価値ある人間だと思えること
セルフエステーム
たかが運動教室ですが
コミュニケーションを大切にしてます
ミキファニットが0歳から・マタニティのクラスに
力をいれるようになった理由です。
同じ悩みを理解できるママスタッフが家族のように接する
子どものことを専門に学んだスタッフ・・・
こころこめて
ひとつずつ、私たちができること
がんばろうと思います
写真は、ミキファニ企画 親子芋ほり遠足の時のもの
「みてみて」この目 見守るママの目 大好きです