学んだこと
2018年度九州大学の地域政策デザイナー養成の募集パンフレットに、卒業生として掲載となりました。
優秀な方々が多い中で、私?で恐縮してます
九州大学「地域政策デザイナー養成講座」が養成する「地域政策デザイナー」とは、講座のHPより
地域の具体的な課題を把握し、 国内外の情勢や近未来を俯瞰できる広い視野を持って、実現可能な政策を立案し実行できる人材です。「官」「民」を問わず、社会像や地域像をデザインし、それを実現できる人材を育てる場として、本講座を今年も開講します。
本講座は、経済界や自治体との連携によって、2010年度に開設されました。民間や自治体で働く社会人と大学院生が受講生となり、8年にわたって様々な現代的課題について議論と提案を続けてきました。本講座で育った受講生は、九州を中心としていろいろな地域創生の現場で活躍し、多様なネットワークを築いています。
私は2016年に受講。この学びを通して、自分の仕事を俯瞰して見つめなおす大きなヒントになりました。
官、民、九州大学各学部生のいろんな視点で、地域課題の解決をテーマをもち8カ月かけ考え、社会の状況を踏まえ、政策提言までしていくもので、私は九州大学院生QBSの枠での参加でした。
毎年大きなテーマのもと、7期では、シェアリングエコノミーの全体目標が決まっていたので、私たちは、八女市の交通シェアリングについて考えました。
(八女市は市町村合併後、福岡県内で北九州に次ぐ第2位の面積を持つのですが、合併当初85,000人の人口がいま、65,000人へと。赤字ローカル線はどんどん廃止され、生活の足はなくなってる状況です。改めて地元を真剣に見つめ直しました)
毎週土曜午後、90分×3を、場所は博多駅10Fの場所を中心に、第一線で活躍する講師陣の話を聞くだけでなく、 5〜8人程度の各グループで考え、台湾含むフィールドリサーチを重ねていきます。
台北大学での講座も。(視察やプログラムは年によって違いますのでお問い合わせください)
私のチームは、銀行、県庁、デザイナー、インバウンド観光の第一線で働くメンバー。
みんなで、長いトンネルの禅問答のような問いから、新しいビジネスモデルの枠組みを考えます。またそのことに関する法的規制や既存事業との兼ね合いなど考え、さらに模索していきました。
みな立場ある社会人。仕事あとのグループワーク、時間的には、正直苦しいんです。授業だけの時間では到底足りず、夜や休日に集まることも。
加速度的に進まないと発表まで終わらぬにも関わらず、いかに自分の知識が足りてないか、凹むことも山の如し。
それでも最後まで成し遂げることができたのはリーダーや友人たちのおかげでした。
この過程は、私にとって大きな財産に。
社会人になって、違う会社のひとと、男女問わず、こんなに真剣に議論かわすことは、なかなかありません。
今、私が代表をしているミキファニットにとっても、第2創業期と思っています。
これは、同じことだなと感じています。
社会の変化の中、今までの大切なもの、そして新しきものにトライしていく中で、なにが規制や足かせになるのか、問題解決方法を考えるうえで、バックボーンの違うグループメンバーの発言のひとつひとつが、「なるほど.この業界ではこのような考え方があるんだ」「リーダーとはこうしてみなを引っ張るんだ」と、身をもって体験でき、私には一番の学びでした。
この講座に参加でき、私には本当にありがたかったです。九州大学の学生は、単位になるのはもちろん、追加納入はありませんでした。
このコースをもともと受講をしたかった私は、その事を事前に聞いて、なんとお得だろうとQBSに入学を希望した理由のひとつです
(こちらも年度で変わる事もあるかも確認下さい)
この大きな財産、学ばせてもらった分、しっかり仕事で社会に還元できるよう精進します