ほか
グランチアを4年前にスタートしたのは、この言葉がきっかけでした。当時、シニア向け健康クラスの指導時に、ポンポンを使って、明るいポップな曲でチアダンスを踊ってみたのでした。その際、ある女性の方が「こんなに笑ったのは久しぶり。家では電子レンジとしか話さないから・・」おひとり暮らしの方でした。
そこで、「よし。グラン世代のチアダンスで、同世代だけでなく孫の世代まで応援しよう!」グランチアの結成でした。
未婚率や離婚率の増加、さらには高齢化に伴って増えるパートナーとの死別によって、大きく増えるのがひとり暮らしの単身世帯。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、全世帯に占める単身世帯の割合は2010年に3割を超え、2040年には約4割に迫るといわれています ソロ社会をどう生きる?より
1)65 歳以上の高齢世帯が増加する
・2015~40 年の間に全世帯主に占める 65 歳以上世帯主の割合は 36.0%→44.2%に。そのうち 75 歳以上世帯主は 46.3%→54.3%と増える。
2)独居高齢者が増加する。
65 歳以上男性の独居率は 14.0%→20.8%、女性は 21.8%→24.5%と上昇する。(75 歳以上では、男性は 12.8%→18.4%、女性は 26%前後)
私は今、九州大学院の自分の研究とプロジェクト演習で、シニア世代の『単身の人の繋がり』について調べています。先日、見学させていただいた、福岡市井尻のシェアハウス「あまつ風」黒岩さんや、同じく福岡市にて、保育園や地元の方も入れるレストラン(コロナ禍は休止中)などの複合施設「ケアタウン茶山」植木さん が、「なんとなく気配を感じる距離」が大事と話をされてたことを思い出しました。
そしてもうおひとり、人生の後半を楽しむ『タノシニアン』の伴さんをインタビューさせていただきました。タノシニアンとは、2021年にスタートしたfacebookでクローズドのシニアコミュニティのことで、現在、約100人のかたが参加されています。
「バーチャルリアリティやネットも実はあたたかい。見えるところだけ元気に見せる喜びがあるのよ。画面で見える、会って話すだけで、どんどん元気になっていかれる。」との言葉でした。
確かに、仮に脚や股関節に不調があったり、交通事情に難のある方でも、公平に楽しめ、互いに励みになる。ネットやデジタルは冷たくなんてない!あったかい!!そんなあったかい皆様の仲間に入れていただく機会をいただきました。
12月18日、第4回タノシニアン交流会にて講師に。時間になると、全国から50〜80代まで、続々とZOOMに入ってこられました。男性もご夫婦で参加も。その使い慣れてらっしゃる!! 私の話にも耳をかたむてくださり、実際に『グランチア』の体験も、画面の向こうに笑い声を感じ、本当に感謝です
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ここでちょっと・・・
通常のクラスに合わせて、こんなグランチアクラスも中にはありますのご紹介。
グランチア (気になった方はこちらから )実は楽しいだけではありません。このようなことも効能としてあげられます。
・感情を発散できる →脳疲労の改善
(2021年度スポーツ庁研究事業で「脳疲労の改善」が見られました)
・誰でもできる →自分なりの楽しみ方ができる(口ずさむだけでもいい)
さらに
・ポンポンを持ち動かす→ 握力や手足のトレーニング
・背筋が伸びる → 姿勢の改善、体幹のトレーニング
・大きな声 →唾液の分泌促進・誤嚥の予防
・笑顔 → 表情筋トレーニング
・新たな挑戦 → 達成感・高揚感・脳トレ
メンバーはどんどん活躍の幅を広げています。子育て支援のファミリサポートセンター講座の講師や、街づくりの講座の講師に。またアフリカのシングルマザー支援イベントに、アフリカとネットでつないでステージも行いました。コロナ前は、訪れた台湾で、現地のかたと一緒に踊ってみたことも。
さまざまなチャレンジをしてきました。今後も目の前の方の笑顔のために、社会を明るく応援していきたいです。代表の私が、メンバーの皆様より一番元気をもらっています
ありがとうございます