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スラムの学校で、ミキファニット出張教室@ルワンダ

2019-10-03 09:47:27学んだこと

スラムの学校で、ミキファニット出張教室@ルワンダ

私はミキファニット〜芯のつよい子を育てる運動スクール〜を運営、また幼児教育の先生を養成する保育科の教員をしています。
今回のルワンダ訪問で、スラムの子どもたちの学校で、ミキファニット式チアダンスのレッスンをしてきました

映像はこちらから見れます


現在のアフリカの教育の現状を。ユニセフのホームページより見てみると

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アフリカ大陸全56ヶ国の人口は、約12億1600万人で、国連の推計では2050年には倍増して約25億人と世界の4分の1を占めることが想定されています、
6割を若年層が占め、経済成長と市場拡大を期待されてますが、長年貧困に悩まされています。
教育は、子どもたちが貧困から抜け出し、自分自身で未来を切り開く力となります。しかし、小学校に通うことのできない子どもの数は世界で6,300万人。2015年時点で、学齢期にある子どもの11人に1人が小学校に通っていません。小学校に通っていない子どもたちは、次の3つのケースに分けられます。

・学校に通っていたが、中途退学した:38%
・今は学校に通っていないが、将来的には通う可能性がある:34%
・今も将来も、生涯学校に通う可能性がない:28%
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なぜ? 教育が行き届いていない理由は様々で
 ・子どもの数に対して、学校の数が足りない
 ・家計を支えるため子どもが働いている
 ・学費や教材費が払えない
 ・干ばつや洪水などの自然災害、紛争などの人道危機の影響
 ・研修を受けた教員が不足していて、授業の質が悪い
 ・学校の設備が整っていない
 ・親や地域住民に教育の大切さが理解されていない
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この情報をみていくのですが、まさに・・学校で、肌で感じる経験をしてきました。
まずは子どもたちのこの表情を見てください
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前回までの
 ・ルワンダのママとはんぶんこ『dress for two』を書いた ルワンダ紀行1
 ・家族を支える スラムのお宅訪問を書いた ルワンダ紀行2

  今回は、幼児教育の ルワンダ紀行3です  


私たちが伺ったのは、KISEKIから歩いて15分ほどのスラムの子どもたちが通う小さな学校。
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当初、地元のコーディネートをしてくれる、KISEKIスタッフの、あずささんから
あずさ 「ベビークラスも一緒にクラスに入っていい?」 と、聞かれ
私  「問題ないですよ。横で見て楽しむこともできるし、どうぞどうぞ〜」
あずさ 「いや、待つことができないんです 3歳なので・・・」

3歳児をベビークラスというのを知るのですが。私は日頃から、0・1・2歳から見ているので、言葉 ミキファニットでの3歳は、コミュニケーションの理解度から言えばもう成人レベル。全く問題ありません」

ということで、3歳〜7歳ぐらいの、30人ほどの子どもを見ることになりました。事前にきいた情報では
この学校は、本当は三人の先生がいたらしいのですが、先月、みな急に消えた? いえ、居なくなったらしく、(これもアフリカではよくある事らしく)、近所の大学生のお兄さん先生と、ボランティアの先生でどうにか授業を回していた。自由に教室の外に出て行ったり、席に座るのも難しい、まさに学級崩壊状態だったとのこと。

教室に入ると、教壇の机の上には2本の棒が用意されてました
?? ボードの説明するポインターの棒かと思えば
こちらでは子どもを木の棒で叩いて躾けるのが普通らしく、先生がパシパシ叩いてビックリ

そこで
いつも通りのちっご弁で、
いつも通りのレッスンスタート。
自分で椅子を運んで座る。挨拶する。数を数える。手遊び、身体の動きに繋げ、並んで、「かして」と言って道具をもらうなど、ミキファニット式チアレッスン。もちろん、ずっと怒鳴って静かにさせて訳ではありません。
ちょっとだけ静かにお話を聞くと楽しいことが待っているをスモールステップで繰り返しながら伝えるだけです

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確かに。友達をずっと ツンツン手を出す子どもが何人かいたのですが、
当事者どうしの距離を離したり、逆にお手本だと前に出したり、約束をさせたり(中には、指きりげんまん)・・ 
多少、こらこらという子どもたちはいたものの、素直さと才能をすごく感じる子どもばかりで、私がまず楽しくて仕方なくニヤニヤしながらレッスンしていました。

子どもの目つきがいいんです。
数をみんなで数え、カタコトですが英語で指遊びからはじめ、チアのコール、準備運動からダンスへ
親子ファニットでしているような運動に、数やものの大小、空間認知など知育的要素をプラスしています。
「理解できない・・」「言葉が通じない・・」と心配されていたのかもですが、幼児教育にそんなこともなく、いつも通り
笑顔
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その様子を見ていた通訳の先生が、いつしか手に持っていた棒を置いてくれました。
「叩かなくてもできるの、、」と驚かれる、現地の先生に、なんだか嬉しかったです

そして、私は、とても感のいい子を見つけました。
「You are leader!」
と私がいってしばらく前で踊ってもらうと、たちまち、周りの子どもに「こうして。こっちにおいで。」と指示をしてくれ
まるで、ちっちゃな先生。最後は、自分から、カッコいい立ちポーズを見せてくれました
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あなたはできるの期待を周りが持つことで、子どもの能力が上がるというピグマリオン効果を、短時間で感じました。
彼女はぜひ将来の、ミキファニット@ルワンダ校スタッフになってもらいたいです


こんなことができたのも、
KISEKI の皆さんと、一緒に手伝ってくれた旅の仲間のおかげです
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ちなみにこちらの学校、今、学費を払えている子どもは30人いた中の『1人』だそうで、ひょっとしたら先生が3人急にいなくなった理由の一つかもしれません
「先生がいなくなった」と、地域からsosを出された KISEKIの女性オーナー山田美緒さんがアドバイスされたのは、「学費を3ヶ月に一度まとめて払うより、少しだけ安くし、また毎月支払いに変え、できるだけ全員から学費をもらえるように変えたらどうか」 この方法でやってみようとしているところらしいです。
貧困、意識の改革、雇用の創出、子供の教育など。やはりいろんな問題がセットだと肌で感じました

教育は、子どもたちが貧困から抜け出し、自分自身で未来を切り開く力となる。
そのためには、
親 自分に自信や尊厳をもつ。学ぶ。職をもつ。子どもが学校に通える状況になる。
先生 養成する際に、勉強のスキルだけでなく、子どもとの接し方のポイントを学ぶ。


そう思うと、幼児教育の先生を養成する、保護者に講演する私にできること、社会にとって重要な意味を持つと改めて感じました

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このレッスンの様子を、一緒に行った望さんが、感想をアップしてくれていました。
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みき先生に大人がどの目線で子どもをみて、どう振る舞うかで子どもが変わる瞬間を見せてもらいました。
それは、この子たちは出来る!って信じて向き合うこと。そして、大人が群のボスはわたし!って、愛のある圧力を持つこと。
木の棒で叩くとか、怒鳴るとか、恐怖で抑え込むと思考停止になる。

出来るよね?やってみよ!
おー!素敵。すごいね!できたー!
やっぱりすごーいじゃーん!

子どもたちが、どんどん引き込まれて輝いていくのがわかる。

できる!を感じて、もっともっと!って、
向上心が湧いてくる感じ。

いまこの学校で先生かわりをしている大学生も、地元のベテランおばあちゃん先生も、この感覚に感動していました。おばあちゃん先生はまだここにいて色々教えてほしい。ほんと感謝している。と、繰り返し、別れ際まで何度も感謝を伝えてくれていて、それも感動でした。

愛を持った行動は言語を超えて伝わって、感動になる♥️
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外務省のホームページにも、キッズのページがあり、世界の学校ということでルワンダも紹介されていました。スラムの子どもたちもこの小学校のような学校に通えることが増えることを願っています

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